機上の九龍

The kowloon on an aeroplane

先月のARENA 230101-230131(Ladder, Event, Limited)

最近仕事が楽でいいです。

その割にあんまMTGAプレイしてる時間が無いんですが、寒いからか睡眠が捗るんですよね...

不眠症で悩んでた時期もあるし、最近ウチの親父が睡眠剤服用しても眠れないとボヤいてるんで、ちゃんと眠れるのは喜ばしい事ではあるんですが。

 

ラダー

トータルで12-12でした。

『Recurring Evangel』はほぼ5割でしたが、この月は赤単相手に3戦後攻で3敗したのが響いた感じです。

赤単相手にはほぼ5分。先行だと8-2くらいで勝って後攻だと2-8で負ける感じです。後攻だとライフ回復できるか、アグロ対策の《神聖な粛清》引かないとかなり厳しいです。

謎なのがもう一つのTier1デッキ、金床に結構勝てるんですよね。感覚的には不利だと思ってたんですが、データ的には7-3と出てます。今回も2-1でした。

お互い4-5ターンで決められるほどアグロでもないので、たいていは10分以上の試合になります。

 

結構長い間このデッキ使ってて、原型となる『7hawks』は去年の3月。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/G/GRGR_BG/20220305/20220305093018.png

最初はセカンドスペルの亜種として組んでました。

ここからセカンドスペル系のカードと《光輝王の野心家》を抜いて、《野心的な農場労働者》《永岩城の修繕》《豪胆な敵対者》《スカイクレイブの亡霊》4積にしてデッキ名を『Recuring Evangel』に変更したんですけどデータ残ってないですね...

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/G/GRGR_BG/20221023/20221023000612.png

ローテーション後の9月からはこの形。最近流行りの白単ミッドレンジに近い形になっているとは思います。

 

『Buyback(0)』で負けが込んでるのが結構痛いです。こっちはイゼットver。

構造的に、ブロッカーにもならない3マナと4マナのクリーチャーを並べつつ、マナを残してインスタントを構える状況まで持っていかないといけない、ってのが辛いですねぇ。ラダー向きなデッキじゃないかも。

黒ならとりあえず《黙示録、シェオルドレッド》出して時間稼いだり除去吐かせたりといった事ができるのですが。

 

ミッドウィーク・マジック

230104, 230105

Midweek Magic: Historic Artisan

この週のミッドウィーク・マジックは『ヒストリックの職工』

最初間違えてアルケミー環境のデッキで出て1-1、間違いに気づいてヒストリックに変更して2-0でした。

まぁ違いは《燃えがら地獄》3枚入ってるだけですけども。

1敗は《宝物探し》で土地を引っ張ってきて《ゾンビの横行》でゾンビを並べるデッキでした。豪快!

フツーのデッキなら《ザンダーの目覚め》でアド稼いでいればそのうち勝てますねぇ。

 

翌日、『Izzet Spell』で2-1。

現状《表現の反復》が使える数少ないフォーマットなんで堪能しましたね。

ちなみに負けたのは《嵐の捕縛/Seize the Storm》デッキ。

 

1-1, 2-0, 2-1 Midweek Magic: Historic Artisan

 

230111

Midweek Magic: Alchemy All Access

この週のミッドウィーク・マジックは『ミッドウィーク・マジック:全カード使用可能アルケミー』

ここぞとばかりアルケミーのデッキで参戦。『Izzet Buyback』5-5,『Azorius Buyback』3-3,『Jund Unearth』1-5, 『Recurring Evangel』4-3でした。

全カード使用可能なだけあって、アルケミーでありがちな無課金デッキと当たることが無かったのは良かった点かなぁ。

『Jund Unearth』は《土の軍団》と蘇生カードを組み合わせたデッキ。

《土の軍団》が4マナとそこそこ重いのにも関わらず、トリガーするタイプなので早めに置きたいという厄介なカード。本来ならマナクリーチャー入れたい所ですが、あんまり入れると今度はギミックが薄れるのも難しいところ。
並ぶとこの画像のように割と壮観なんですがねぇ。勝率は2~3割とかなり低いです。

 

5-5, 3-5, 1-5, 4-3 Midweek Magic: Alchemy All Access

 

230119

Midweek Magic: Kaldhaim Quick Draft(phantom)

この週のミッドウィーク・マジックは何故かカルドハイムのドラフト。まぁこのタイミングでカルドハイムのドラフトがあったからってのはあるんでしょうけども。

ミッドウィーク・マジックでのドラフトは常にBOTファントム仕様だった気がします。まぁお金払ってないのに勝利ボーナス以外でカード貰えるってのもおかしな話ですし。

 

初手に《武勇の審判官、ファーヤ》を取ったこともあり、白黒デッキに。

そういや以前プレイした『カルドハイム』のクイックドラフトも白黒だったなぁ。

 

【MTG アリーナ】カルドハイム プレミアドラフトの正解がここに!データ分析の結果で勝率の高いアーキタイプと優先カードが判明!データで勝つ!KALDHEIM Premier Draft - YouTube

大やけどした節約家さんのyoutubeでは、ドラフトだと 赤=緑>白>黒=青 というデータが出てるのですがね...

結果は3-0と上出来だったんですが、

1戦目はお相手《戦場の猛禽》に《持続のルーン》を付けただけで投了、2戦目は3枚目の土地が引けなかったからか4ターン目で投了と、2分以内での決着。
いくら投了にデメリット無いとは言え、さすがに諦めるの早すぎじゃないですかねぇ...

逆に3戦目は20分弱のロングゲームに。
ただ、お相手のデッキやたらとクリーチャーが少なくてですね。30枚中場や墓地に行ったクリーチャーが8体しかいないってどういう事ですか。

《黄金口の勇者》が思いの外強かったのは収穫でした。まぁ押してる状況でなければ、からきし弱いのは目に見えてますがね。

 

こっちのデッキが強い弱い以前に、対戦相手がうーんな感じであまり楽しめませんでした。それだけドラフトやる人が案外少ないのかもなぁ。

 

3-0 Midweek Magic: Kaldhaim Quick Draft(phantom)

 

230125

Midweek Magic: Momir

この週のミッドウィーク・マジックは『モミール』

単なる運ゲーではあるのですが、

《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope(AVE)》に2回ボコられるのはこの環境ではお約束なのでいいとして、

お相手が《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth(AVE)》を出してきて、それをコピーしたら勝てる、といった状況から5ターン経っても森を引かずで負けたりと、色事故で負けたのが3回あったのは納得いかーん!

結局勝てた試合は、お相手がX=1から起動してきた2回と、ルールよく分かってなかったのかモミールを一度も起動してこなかった1回という悲惨な結果に。

うーんこの。

 

3-6 Midweek Magic: Momir

 

イベント

230104

Decathlon 2: Historic Pauper

こういった競技イベントにはあんまり興味ないんですが、スリーブ目的で参戦。

ポメラノドンさんが7-0で抜けたというデッキを使って参戦。

しかし、プレイ前からちょっと嫌な予感が。

この手のお金が掛かるイベントって、当然ながらみんな勝ちにきてる訳で。

その上で限定構築となると、環境が煮詰まる可能性が高いんですよねぇ...

プレイ前に念のためMtG Zone見たら

ポメラノドンさんがこう言及したような《祭典壊し》4枚積んでるバーンとかあるし。

結果的には懸念した通りで、同系に1-1した後は白単をメタったイゼットバーンに完膚なきまでに粉砕されて1-3でした。

2戦目も5ターンまで土地2枚じゃぁさすがに厳しい。

このテのイベントは環境が煮詰まる前にオリジナルなデッキで参加してナンボかなぁ。

 

1-3 Decathlon 2: Historic Pauper

 

230109

Decathlon 6: Alchemy

十種競技6種目目のアルケミーに『Recurring Evangel』で参戦。

アルケミーの恐ろしさ思い知らせてやんよと意気込むも、惜しくも6-3で一歩届かず。うーん悔しい。

 

その中で非常に勿体なかったのが3戦目。

お相手土地3枚で止まって、こちらが逆に土地を引きすぎてるものの、一回《神聖なる粛清》ぶっ放したこともあり、かなり押した状況。

しかし《舞台座一家のお祭り騒ぎ》を出されて思いっきり盤面返される

最終的に《宴の結節点、ジェトミア》を出されて万事休す。

これだけ土地並べてるのに結局《シガルダ教の福音者》はおろか《豪胆な敵対者》すら引けなかったのが最大の敗因ですが、《鏡の箱》が何の役にも立ってないというのもね(苦笑)

このイベントで《鏡の箱》を抜く踏ん切りがついたという意味では良かったのかもしれませんがー。

 

6-3 Decathlon 6: Alchemy

@たまやん会 230129

正月/GW/盆と年3回開催されるたまやん会ですが、去年の正月以降は仕事が急遽入ったり、俺だけ仕事の日に開催されたりで約1年ぶりの参加。

しかも今回は1/9開催予定だったのがリーダーのたまやんが前々日に風邪を引いての延期で29日に順延となりました。

waanが15時からの参加にはなったものの、1/9のままだとジャイも病気で参加出来なかったんで、結果オーライって感じでしょうか。

 

メンバーは

たまやん:リーダー。会場も提供。

kip, waan:たまやんの高校の同級生。

ジャイ:kipの大学の後輩。

tom:俺の大学の後輩。

GRGR:予備校時代にwaanとゲーセンで知り合いに。

といった繋がりとなっています。

 

会場付近のセブンイレブンに寄ったらジャイがいたので、揃って会場入り。

 

Kamigawa Draft

まずは未開封の神河ドラフトBOXで5人アタックレフト

一応発売当日に買ったんですけどねw

 

初手が《大牙勢団の総長、脂牙》くらいしか無かったのでとりあえず白黒を目指し、こんな感じのデッキに。

蛾乗りの巡回兵/Mothrider Patrol

有能な整備士/Hotshot Mechanic

大牙勢団の襲撃/Okiba Reckoner Raid - 鼠の特攻隊長/Nezumi Road Captain

神憑く相棒/Spirited Companion 2

ヒルの篭手/Leech Gauntlet

無孤勢団の霊裂機/Mukotai Soulripper

払拭の斬撃/Banishing Slash

勢団の取り引き/Reckoner's Bargain

大牙勢団の総長、脂牙/Greasefang, Okiba Boss

探照灯の相棒/Searchlight Companion 2

皇国の修復機/Imperial Recovery Unit

仲裁者の拘束/Intercessor's Arrest

勢団の揺さぶり/Reckoner Shakedown

夜の長い陰/The Long Reach of Night - 夜陰の意図/Animus of Night's Reach 2

神河の魂、香醍/Kyodai, Soul of Kamigawa

ねじれた抱擁/Twisted Embrace

蛾との親睦/Befriending the Moths - 皇国の蛾/Imperial Moth

報復招来/Invoke Justice

精霊の姉の召集/Spirit-Sister's Call

皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire

メカ格納庫/Mech Hangar

平地/Plains 8

沼/Swamp 8

...文字だと分かりにくいなぁ(苦笑)

という事でArenaで組んでみました。

色の合う除去は最優先で取ったんで、《皇国の地、永岩城》含めて4枚は及第点。飛行の数だけなら5体とそこそこいますが、3体は1/1かつ1体は基本的にタッパー目的なんで、どうやって攻撃を通すの?って辺りが今見るとアレな感じ。

今考えれば《雷鋼の巨像》1枚くらいピックすりゃ良かったかなぁと。

 

でまぁプレイして思ったこと。

機体YOEEEEEE!

他のクリーチャーより多少P/Tは高いものの、結局2体ブロックされての1対1交換になる場合が多くてほとんど殴れませんでしたね。《皇国の修復機》なら墓地から2マナ以下のカード戻せばアドバンテージ得られると見込んでいたんですが、そういう時に限って墓地に何も無いんですよねぇ...

 

そして、《夜の長い陰》TUEEEEEE!

I章II章でアドバンテージを得て、クリーチャー化するとタフネス4くらいまでとは相打ちになってくれる。相手に選択権があり、II章はたいてい土地が捨てられたりするんですけども。

www.youtube.com

と言うか、《夜の長い陰》ってアンコモン以下だと一番のボムと言っていいカードなんですね。なるほど納得。

 

他にも《神河の魂、香醍》の破壊不能付与で何とかロングゲームに持ち込めたり、《ヒルの篭手》を破壊不能クリーチャーに付けて耐え忍ぶ時間を稼いでくれたりしました。

 

そして決め手となったのは《精霊の姉の召集》

割とジョニー専用おもちゃ的なカードですが、さすがにこの環境だとぶっ壊れですね。

《ねじれた抱擁》サクって《神憑く相棒》戻して1ドロー。次のターンに《神憑く相棒》サクって《ねじれた抱擁》引っ張ってきてクリーチャー除去、とかやりたい放題。

ちゃんとルール把握してれば、英雄譚を2回以上使いまわせてたんですがね。

また永岩城の修繕/The Restoration of Eiganjoのような同セットに収録されているクリーチャーになる英雄譚は、3章の能力で自身を追放し新たなオブジェクトとして戻ってくるため、クリーチャーとなった後に除去されたとしても精霊の姉の召集の効果で追放されることはなくなる。もちろん非クリーチャーのときに除去されば追放される。

M:TG Wiki 精霊の姉の召集

時間の関係上Kipとは対戦できませんでしたが、3-0できました。

まぁtomとの対戦はこっちがマリガンしたものの、tomがダブルマリガンだったから勝てたってのはありますがね。《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker - キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki》引いてたし。

 

3-0 Kamigawa Draft

 

Cube Emperor

1500過ぎにwaanが来たので、お待ちかねのキューブドラフト皇帝戦。

適当に放り込んだカード群から5枚の束を9セット作り、自分が作ったセット以外から3セット取って15枚にしてのドラフトを3回行います。(積み込み防止のため)

 

たまやん会の主なルールは

両面カード、プレインズウォーカーは不採用

影響範囲は皇帝/将軍共に2

クリーチャー配置ルールは、コントローラーを変更せずに行う。

(影響範囲の変更は行う)

マリガンの代わりに初手7枚から好きな枚数ボトムに戻し、同じ枚数を引く。

その他のルールはマナバーンと伝説ルールを除き、5版時点のルールで行う

(ダメージはスタックに乗る。クリーチャータイプ等の変更は無視する、等)

でやっとります。年に3回しかマジックしない面子が3人いるため、逐一ルール変更をアップデートするのが面倒だからです。(というかそんな時間などない!)

PW不採用なのは、昔のカードでPWを除去できるカードがほとんどなく、それだけで勝つ場合が往々にしてあったからです。

両面カード不採用なのはスリーブ使用していないため。

マリガンのルールがかなり甘めなのは、貴重な時間を土地事故で失うのを防ぐためです。何せたった年3回、1回につき6時間前後しかありませんし。

 

今回は比較的新しめのカードを晴れる屋のシングルで買ってきたんで、自分のセットは全て買ってきたカードにしてドラフト。

 

この面子がMtGやってた時期は概ねVIS-USGなんで(こんな事書くと年がバレますが)、クリーチャー以外は今より強力なものが多い...例えば4版だと《剣を鍬に/Swords to Plowshares》《対抗呪文/Counterspell》《恐怖/Terror》《稲妻/Lightning Bolt》といったインスタントや、《土地税/Land Tax》《支配魔法/Control Magic》《動く死体/Animate Dead》《森の知恵/Sylvan Library》といったエンチャント、《黒の万力/Black Vise》《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》《吠えたける鉱山/Howling Mine》など、ほぼアリーナでは禁止か強すぎて採用されてないカードばかりです。

 

いやいや《吠えたける鉱山/Howling Mine》はあるじゃん強くもないじゃんと仰るかもしれませんが、理由は後述。

 

ただ、逆にクリーチャーの質は正直今の方が高く、恐らく4版のクリーチャーが令和の時代に再録されても、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》《極楽鳥/Birds of Paradise》は別にして、他に採用されうるのは《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》《ボール・ライトニング/Ball Lightning》くらいじゃないかと思います。

白のSparkyがフィニッシャーにしている《セラの天使/Serra Angel》は現状見向きもされていませんが、かつて《セラの天使》や《アーナム・ジン/Erhnam Djinn(ARN》を出して《ハルマゲドン/Armageddon》を打つデッキがTier級の強さだった事さえありました。

 

でまぁ、この環境の特徴として

全体除去が使いづらい

全員にメリットがあるカードは、より恩恵が得られやすい

各対戦相手にデメリットがあるカードが強い

土地破壊が強い

というのが挙げられます。

 

通常の皇帝戦は「影響範囲は皇帝が2、将軍が1」で、かつ「クリーチャー配置ルール」

全てのクリーチャーは「(T):チームメイト1人を対象とする。そのプレイヤーはこのクリーチャーのコントロールを得る。この能力はソーサリーが唱えられるときにのみ起動できる。」という能力を持つ。

となっています。すなわち、将軍が《神の怒り》を唱えても、もう一方の戦線には全く影響しません。

しかしたまやん会のルールでは味方の将軍を巻き込みつつ反対側の敵将軍は影響を受けないため、かなり使いづらくなっています。

逆に《吠えたける鉱山/Howling Mine》のようなカードは反対側のプレイヤーのみ影響を与えないため、メリットとなります。

《古牙の信奉者/Elderfang Disciple(KDH)》《リリアナの勝利/Liliana's Triumph(WAR)》《魂の粉砕/Soul Shatter(ZNR)》といったカードや、たまやん会で使うカードにはありませんが「強請」の効果は通常の倍となります。

土地破壊が強いのは、対象に取れる二人のうちどちらかが事故気味でも効果覿面となるからです。かと言って《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle(USG)》《Thawing Glaciers(ALL)》《ヴォルラスの要塞/Volrath's Stronghold(STH)》のような強力な土地が入っている以上、《略奪/Pillage(ALL)》《なだれ乗り/Avalanche Riders(ULG)》といった土地破壊を抜く訳にもいかないんですよねぇ。まぁ数はそんなにないハズですが。

 

ドラフトでピックしてる写真をすっかり取り忘れてしまいましたが、

ピックしたのは大体こんなカード。

皇帝になったので《霊の鏡/Spirit Mirror(TMP)》《ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen(APC)》《知恵の蛇/Ophidian(VIS)》《風変わりなペット/Exotic Pets(SNC)》《アールンドの天啓/Alrund's Epiphany(KHN》は抜いたかな。

 

私のデッキはカウンターと除去がメインでしたが、

《泥棒スカイダイバー/Thieving Skydiver(ZNR)》で《呪われた巻物/Cursed Scroll(TMP)》パクって使いまくったのは楽しかったですねw

 

他のプレイヤーだとtomが使ってた《絞墓の群衆/Noosegraf Mob(EMN)》が思ったより強かったです。

一周する間に2/2トークン5体になり、《紋章旗/Heraldic Banner(ELD)》で+1/+0の効果が載って15点。味方のたまやんが即死でした。

kipが使ったカードとしては《バイパーの牙、サリス/Saryth, the Viper's Fang(MID)》が嫌らしかったですね。《連合儀仗兵/Coalition Honor Guard(EMA)》も相当嫌らしかったですが、《新緑の魔力/Verdant Force(TMP)》から出てくる苗木トークンが接死付きで殴ってこられた日にはどないせぇって感じでした。

 

ちょっと残念だったのは、3戦目waanが手札4枚入れ替えたにも関わらずノーランド、さらに3枚引いても土地引かずであっさり決着がついたことですかね。

 

まぁそんな感じのキューブドラフトでした。

 

2-1 Cube Emperor

 

次回はGW後の5/7開催が濃厚です。

先月のARENA 221201-221231(Ladder, Event, Limited)

年始から仕事は結構暇で、定時割れが頻発している状況なのにも関わらず月末の更新。

結局のところ週末に纏まった時間が取れないとブログ書く気に今はなれないからってのが原因ですかね。

まぁそもそもMtGに対するモチベーションが下がってるってのはあります。他のゲームに浮気してる訳でもないんですがね...

 

ラダー

『Recuring Evangel』で何故か15-4と大勝したこともあって大幅な勝ち越し。まぁ他は5割ちょうどなんですけども。

15勝のうち4勝は初心者っぽいデッキだったってのはありますけど、ちょっと勝ちすぎな印象があります。

 

『Corrupt Control』はまずこの動画を完コピしたデッキでした。

www.youtube.com

昔は『ネクロディスク』に5枚目以降の《生命吸収/Drain Life》として採用されていた《堕落/Corrupt》ですが、さすがに現スタンダードで活躍する事は無いだろうなぁと高を括ってたんで、それをガッツリ4枚採用してることに驚きを隠せませんでした。

なので、モノは試しにとあえてデッキを弄らずそのままの形でプレイ。

最初は3-4と負け越しましたが、慣れないデッキってのもあって致命的なミスで2回負けたんで、結構ポテンシャルのあるデッキだとは感じました。

どんくらい致命的だったかと言うと、《ザンダーの居室》置き忘れて《堕落》*2で18点とリーサル逃して、そのまま負けるというものでした(苦笑)

 

ただ、いくら相手の除去を無効化出来るとは言えノンクリーチャーだと勝ち筋があまりにも無さ過ぎるということで、《黙示録、シェオルドレッド》3枚入れて4-4。

その際《危難の道》1枚減らしたんですが、横並びのデッキが多いんでむしろ増やす目もアリかもしれないなぁとは感じました。

デッキ自体はそこそこ面白いんで、クエストに黒が絡む際には出番がありそうな手応えはありましたね。

 

RankMatch Total 25-14

 

ミッドウィーク・マジック

221207

Midweek Magic: Explorer

この週のミッドウィーク・マジックは『エクスプローラー』

Wug Heroicで3-5、Boros Heroicで2-0でした。

Wug Heroicは先行1回しか取れなかったというのもありますが、bot回しもせずプレイしたのも問題だったかもしれません。

《陽気な呪文盗み、アイヴィー》がいれば、自分のクリーチャーのみを対象に取る呪文を勝手にコピーできるため、《賢い光術師》《レオニンの光写し》《自身の誇示》をより効果的に運用できるんじゃね?と思ったんですが...

まぁこういうブン回りを前提とした発想だと、強いデッキにはならんですなぁ。どうしても単体だと弱い、って事になりがちなんで。

それ以上に2色足してやる事では無いってのはあるかもしれません。さすがに《陽気な呪文盗み、アイヴィー》と白を組み合わせるのは無理があったか。

ちなみに上の画像は《太陽の義士、ファートリ/Huatli, the Sun's Heart(WAR)》のタフネスデッキで、《逃亡者、梅澤哲子/Tetsuko Umezawa, Fugitive(DOM)》でアンブロッカブルにして《天界の神盾/Aegis of the Heavens(M19)》で強化されて無事死亡。

bot回しするにはそこそこ面白いんですけどねぇ。

 

3-5, 2-0 Midweek Magic: Explorer

 

221215

Midweek Magic: Into the Future

この週のミッドウィーク・マジックは『未来へ』

とは言っても直近3エキスパンションの限定構築ではなく、構築済みデッキ4つのうちの1つを選ぶ形式でした。

一応アルケミー範囲ですが、フツーにやればスタンダードと同じデッキ持ち込む人多数だと思われるので、ちょっとでもアルケミーに誘導したいという事ならこういう選択肢もアリなのかもしれません。

配布されたデッキは以下のとおり。

まずは青黒『チク、タク』

《時計技師、ルスコ》をキーカードとしたコントロールです。

4マナなのに本体3/3かつEtBで3マナの《真夜中の時計/Midnight Clock(ELD)》を出しつつ、さらにクリーチャー以外のスペルで1点ドレインというぶっ壊れカードです。

まぁやってる事は悠長なんで、結局のところ《黙示録、シェオルドレッド》がライバルになるんですけども。

明らかにこのデッキだけは完成されてる感ありますね。アルケミーのカードが他にも《断片整理》《マインド・スパイク》《ペンレゴン包囲戦》《孤独な終わり》《守秘義務》《秘術の伝道者、ゲイル》《見捨てられた交差路》と7種類採用されてますし。

赤黒緑の『再誕の怪物』リアニメイトデッキです。

切削か《ヴェールのリリアナ》でデカいクリーチャーを捨てて、釣り竿で釣ってくるんですけど、釣り竿少なくないですかね...?

まぁアルケミーに釣り竿が無いって所にも原因がありそうです。

白青『兵卒』兵士デッキ。

アルケミーのカードは《エルズペスの命令により》《毅然たる板金屋》《君は強盗にからまれた》の3枚。

《エルズペスの命令により》は割と注目されてましたが、手札に永久を付与する能力とウィニーは正直噛み合ってない感ありますね。他の2つの能力を交互に使う事になりそうで、だったら《婚礼の発表》で良くね?という気はします。

思ったより《毅然たる板金屋》が強かったですね。EtBと戦場に離れたときに「あなたが次にクリーチャー・呪文1つを唱えたとき、そのクリーチャーは追加で+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。」の恩恵を受けるんですが、蘇生持ちなので計4回恩恵を与えられるんですよね。

同じマナコストの《包囲の古参兵》がライバルですが、場に残って強い《包囲の古参兵》よりも、除去されてもしぶとい《毅然たる板金屋》の方が環境的には合ってる気がします。最近墓地対策カード減ってますし。

最後に、青赤『豊富なパワーストーン

パワーストーン絡めたランプですが、構築ではちょっと足りない印象ですね。

マナを伸ばすのに時間が掛かるため、どうしてもコントロール要素が必要となる辺りが課題のような気はします。

 

プレイするなら『兵卒』か『チク、タク』かなぁといった所でしたが、黒青のクエスト抱えてたので後者で。

3-0のストレートでした。1戦目は恐らくスリーブ見てこちらのデッキが『チク、タク』なので投了したのだと思われます。2戦目に掛かった時間見てもらっても分かるように、相手するには相当ダルいデッキですからね...

2戦目は好勝負でしたが、《真夜中の時計》で手札補充した所で勝負あった感ありました。

3-0 Midweek Magic: Into the Future

 

221221

Midweek Magic: Explorer

この週のミッドウィーク・マジックは『エクスプローラー』

報酬のカードスタイルは《ロック鳥狩り》でした。いやリミテッドでも使わないカードのスタイル貰っても...(苦笑)

無性にゾンビデッキがプレイしたくなったんで、急遽ゾンビデッキ組んでみたんですが、

分が悪いに決まってる赤単にしか当たらず1-2になった所で諦めて、いつものBoros Heroicで5-3。

ヒストリックやエクスプローラーとクエスト用にいくつかデッキ作ってても損はしないなぁとは思いました。

まぁゾンビデッキは解体ですけどね...

 

1-2, 5-3 Midweek Magic: Explorer

 

221228, 29

Midweek Magic: Happy Brawldays

この週のミッドウィーク・マジックは『ハッピー ブロールデイ』

何がハッピーなのかよく分からんですが、まぁメリークリスマス的な奴なんでしょう。スタンダードブロールです。

 

手始めに組んだのが《陽気な呪文盗み、アイヴィー》を統率者にしたデッキ。

軽量クリーチャーと自分がコントロールするクリーチャーを対象にするスペルを適当に突っ込んだデッキです。 Ivy Heroicの反省から青緑に絞ったつもりでしたが、そもそも青緑しか使えないじゃない(苦笑)

青緑のHeroicだと、どうしてもクリーチャー減らしつつスペルでクリーチャーを守る戦いを強いられますが、統率者だとまぁ1回くらい除去されても大丈夫じゃね?な安心感はありますね。ギミック盛り盛りなんでプレイしても楽しかったです。

折角なんで黒のクエストも消化しようと組んだのがこちら。

《ネファリアのグール呼び、ジャダー》を統率者にしたデッキです。

《滅びし者の勇者》《病的な日和見主義者》《人体改造機の冠》など、相性の良いクリーチャーを引いて除去されなければ宇宙でしたね。

お相手の統率者が《ヴェールのリリアナ》だった時に速攻で投了されたのはちょっと笑いましたw さすがに相性がねー。

 

翌日に青のクエストが出てきたんで、折角だからと青で組んでみる。

《ラト=ナムの創設者、ドラフナ》を統率者にしたデッキです。

...というか統率者全部2マナだなw

《マイトストーンとウィークストーン》をコピーしたりと、回ればやりたい放題できる楽しいデッキでした。まぁ上の画像でコピーしてるのは《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》の効果なんですけども。

成績はこんな感じでした。

翌月に《ジャダー》デッキでスタンダードブロールに突っ込んだら《策謀の予見者、ラフィーン》デッキに完膚なきまでにぬっ殺されたんで、どれも強くはないんじゃないかな?

というかスタンダードブロールでフツーにマッチングする事に驚きました。アルケミーの方が遥かに過疎ってる印象でしたね。

 

3-1, 3-2, 3-4 Midweek Magic: Happy Brawldays

 

リミテッド

221219

Premium Draft: Brother's War(Alchemy)

リミテッドは1回だけやって4-3でした。

初手に《空輸する従軍牧師》取りましたが、これだけアレなラインナップならレアピックした方が良かった気もしますね。

結局ボムレアを引くこともなく、白単で組むことに。うん弱い(苦笑)

できて3勝だろうなぁと思ってましたが

1回盤面ボロ負けだけど《石臼/Millstone》で勝ちを拾ったりで何とか勝ち越し。

飛行クリーチャーがちょっとでも通らないと停滞しますし、結構切削カードがあるんで1試合はこういう感じになりますなぁ。今回はお相手《トカシアの歓待》で引きまくってたというのはありますが、正直地味な環境だと思います。

というか、アルケミーのカードがほとんど出てこなかったんで意味あったんだろうか説。

 

4-3 Premium Draft: Brother's War(Alchemy)

 

余談

スタンダードブロールのデッキで《ラト=ナムの創設者、ドラフナ》《熟練の魔術師、ハーキル》を使いましたが、ぶっちゃけドラフナもハーキルも超マイナーキャラだったと思うんですよ。まだハーキルは自身の名を冠したカードが《ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall(ATQ)》というぶっ壊れカードだった上に再録も何度かされてるんで、覚えてる人もいるでしょうけども。

対してドラフナの名を冠したカードは《Drafna's Restoration(ATQ)》

日本語名が無いことからも分かるように、1度も再録されたことのないカードです。まぁぶっちゃけほぼ使われた事ないとは思うんですけど、個人的には結構思い入れのあるカードでして。

Drafna's Restoration (青)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地にある望む枚数のアーティファクト・カードを対象とし、それらをそのプレイヤーのライブラリーの一番上に望む順番で置く。

1マナと軽いのは魅力ですが、墓地にアーティファクトが落ちてないと意味が無く、実質手札が1枚減るといったように、ほぼ使い所がないカードです。

 

ただ、このカード昔ちょっとだけ使ってました。『Microprose版Magic the Gatheringで。

どんなゲームかは低音さんの動画があるんでそちらを参考に。

www.youtube.com

このゲーム、ほとんどのカードはランダムで出てくるショップで買えたりするんですが、

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/a_flashgun/20111218/20111218002006.jpg

パワー9は各ダンジョンで1枚づつ、Microprose版オリジナルのカードは敵から奪うしか方法が無いんですね。デッキには各3枚、とあるアイテムを入手すれば4枚まで入れられるんで、4枚揃えようとすると敵から奪う必要がありました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/a_flashgun/20120902/20120902111613.jpg

そこで登場するのが、《Demonic Attorney(3ED)》

こういうデッキで使ってました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/a_flashgun/20120915/20120915160333.jpg

Demonic Attorney (1)(黒)(黒)
ソーサリー
アンティを賭けてプレイしない場合、プレイを開始する前にDemonic Attorneyをあなたのデッキから取り除く。
各プレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを1枚アンティにする。

《石臼/Millstone(ATQ)》や《惑乱の死霊/Hypnotic Specter(3ED)》で墓地に行ったアーティファクトなら、《Drafna's Restoration》でデッキトップに戻して《Demonic Attorney(3ED)》を打てば、そのカードをアンティに加えることができ、あとは敵を倒せば無事入手となります。

 

と、ドラフナと聞いて懐かしいなーと思っただけの話でした。オチなし。

221230 トスカさんのライブ配信でMtGの対戦をしました 2

221230

Direct Play:  tska1234

この日は年末という事もあって、久々の金曜日休み。

下手したら出勤する可能性もあったんですがね... 

折角なので、普段は仕事中で参加出来ないライブ配信にて対戦してきました。

と言っても前回から半年ぶりという訳でもなく、土曜日に配信してた時に2回参加してたんですけども。

そのうち1回は《陽気な呪文盗み、アイヴィー》出して《下支え》構えてたら《巨竜戦争》で除去されて、その後クリーチャー引かずに死亡、というお寒い対戦でした。

もう1回はスタンダード職工(コモン/アンコモン限定)構築で、ネタが被った上にキーカードを速攻除去されて回らず死亡と、やはりお寒い対戦でした。

 

現状スタンダードにはオリジナルなデッキが無いので、できればアルケミーでやって欲しいなぁと思ってたら

 

▼今夜のルール『虎構築』▼
MTGアリーナで構築する際のフォーマット:
ヒストリック

②追加ルール:
・デッキには、次のⅰ)かⅱ)に該当するカードを合計16枚以上入れなくてはいけません。
ⅰ)クリーチャータイプ欄に「猫」と書かれているクリーチャーカード(「多相」クリーチャーは含まれません)
ⅱ)日本語名をひらがなで表記したとき、「とら」が含まれるクリーチャーカード

③備考:
・対戦相手となる配信主はこの縛りとは異なった縛りで作られたデッキを使用します(予定)

とのこと。いやまぁスタンダードよりはマシだけど...

急いで組まないと間に合わないのは同じですし、正直「これ、デッキ組めるの?」というのが最初の印象でした。

 

youtu.be

結果的にネタは被らずに済みましたが。

というか、念のため組んだデッキ3つとも被らなかったのは意外でした。

対戦自体は見返すと殴らなくてもいい《ゆすり屋のボス》で何度も殴ってライフレース厳しくしたりとガバガバのプレイングで、見返すとちょっと恥ずかしい(苦笑)

デッキリストはこんな感じ。

《舞台座一家のお祭り騒ぎ》で猫を水増しし、頭数が足らない時は《英雄たちの送り火》で《誇り高き君主》《レオニンの戦導者》《離れられない二匹、リンとセリ》を引っ張ってきてさらに水増し。

頭数が足りた場合は《宴の結節点、ジェトミア》をはじめとしたロードで全体強化をします。

一番最初のリストはこんな感じ。

相棒と左三列が変更のなかったカード、一番右が枚数を1枚増やしたカード、右から2,3番目が1枚減らしたカードです。《低木林地》だけは4枚とも削りました。

思ったより変更無いなぁ。滅茶苦茶調整に時間掛かったんですけども。

 

猫デッキと言われて真っ先に思いついたのは魔技デッキでしたが、2番目に思いついたのが部族デッキに《英雄たちの送り火》を足すデッキでした。

スタンダードではEtB効果を持つクリーチャーがクレリックに多かったため、ほぼクレリック専用カードのような存在になってましたけど、実はゾンビデッキでも《英雄たちの送り火》は割と有用で、《ネファリアのグール呼び、ジャダー》で出てきた腐乱トークンを《滅びし者の勇者》へ、《よろめく怪異》を《縫込み刃のスカーブ》へと変換するムーブが割と強力でした。(デッキが強いとは言ってない)

速度が落ちるのでほぼやらないと思いますが、ゴブリンに混ぜても面白い動きをしたりします。

残念ながら猫で有用なEtB持ってるクリーチャーはあまりいませんが、死亡時誘発するクリーチャーと不朽を持つ猫はいるので、サクる手段としては有用ですし、何と言っても《夢の巣のルールス》でサクったクリーチャーを再利用出来るのが強みですね。ロードは選択肢があるほどにはいるので、クリーチャーが並べやすい利点と噛み合っています。

 

そして、最終的にはコンボパーツの1つにまで昇格した《舞台座一家のお祭り騒ぎ》。

ナーフ喰らったものの、その内容が「マナコストが1RGからRRGに」という、大差ない謎変更だったアルケミーの強カードです。

このカードをリストで見たときに「《英雄たちの送り火》が落ちてなければなー」という印象を持ってたので、とりあえず試してみたいと最初はピン挿しでの採用でした。

ただまー、ナーフ喰らっただけのことはあって、回るとえらい強かったですね。

実戦でもお見せする事ができましたが、猫クリーチャーに+2/+1修正を与える《群れの王》を出しつつ、《舞台座一家のお祭り騒ぎ》で出てきた《ゆすり屋のボス》をサクって2体目の《群れの王》を引っ張ってきて、一気に+4/+2修正するムーブは強力でした。

最終的にはこの形に落ち着きましたが、キーカードであるものの場に2枚あってもダブつきがちな《英雄たちの送り火》を3枚にしたのは正解だったものの、他にキーカードと呼べる《舞台座一家のお祭り騒ぎ》《夢の巣のルールス》《宴の結節点、ジェトミア》は2枚引いても微妙だとは言え1枚増やすべきだったかもしれません。

また、実戦では《領界渡り》を引っ張ってきましたが、《宴の結節点、ジェトミア》を引っ張ってくるための中継ぎとして《気前のいい野良猫》を1枚採用した方が良かったかもしれません。

ちなみに《スカルドの決戦》は息切れ防止用に入ってましたが、《告別》はPW対策にと1枚だけ入ってた非猫クリーチャー《探索する獣》を、対戦するデッキにPWがいないんで急遽差し替えました。ええズルしましたともw

ただ、対戦申請が遅れたのはコレが理由ではなく、再調整での対戦方法が分からなかったのが原因でした。結局分からなかったんで再調整でやりませんでしたけども。

 

あと、余談ですが。

対戦最後の方でアーティファクト1つしか破壊しなかったのはクリックミスでも何でもなく、《猫の君主》の能力が

あなたがコントロールしている猫1体以上がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーがコントロールしている、アーティファクトかエンチャント最大1つを対象とし、それを破壊する

なので、通常では戦闘毎に1つしかアーティファクトかエンチャントを破壊できません。スタックに効果が1つしか乗らなかったのもそのためです。(二段攻撃のダメージが両方本体に通れば、もう一つ破壊できます)

そもそもトスカさん2マナ残してたんで、手がかりトークンをその前でもスタックに乗ってからでも使うことができたんですけどね。

 

何にせよ、久々にトスカさんと対戦できて、その上ユニークなムーブも見せることが出来て大満足でした。

1-0 Direct Play:  tska1234

 

蛇足

せっかくなんで予備のデッキも紹介。各デッキとも調整に3時間くらい掛かったんで、単にお蔵入りさせるのも勿体ないかなと。

 

職工の時に被りまくったんで念のため3つ作ってましたが、蓋を開けてみればどれも被ってませんでしたね(苦笑)

他の方はライフゲインと変容でいつくか被ってましたけど、それ以外はバラバラ。

ライフゲイン軸は自分でプレイするには楽しいけど、対戦動画として組むには目新しさが無さそうなこと。変容は除去に弱そうなのとルール自体よく分かってないので避けました。呪禁変容デッキ見た時にはなるほどなぁと思いましたね。(元々あるアーキタイプらしいですが)

 

最初に組んだのは『Cat MageCraft』

英雄的な《群れの英雄》と、魔技の《レオニンの光写し》が猫なんで、魔技デッキは十分組めるだろうと。

最初はスペルと相性の良い《ディスプレイサーの子猫》も入れてたんですが、スペルとは相性良くても肝心のブリンクするメリットを活かせそうにないので白単に。インスタントなら除去を躱せるってだけで有用なんですけども。

1マナの猫と《クラリオンのスピリット》《急報》で頭数を増やして《群れの英雄》《レオニンの光写し》で爆発的な攻撃力で決める強さはあったんですが、どうやっても魔技デッキの劣化版でしかなく、猫を活かしたデッキでもないという事でお蔵入りに。

トスカさんが魔技デッキはお嫌いというのも理由の一つでした。

 

3番目に組んだのは『Landfall Cats』

猫の上陸クリーチャーが《うろつくフェリダー》《縄張り待ちの大鎌猫》と2種類いる上に、墓地から土地を引っ張ってこれる《ウインドグレイスの魂》が猫なので、これを活かそうとしたデッキです。

それぞれ3-4マナとコストが重いので、版図クリーチャーの《ニショーバの喧嘩屋》も採用。最終的には《フェリダーの撤退》の猫トークンで圧殺します。

このデッキ色々問題ありますが、まずは《うろつくフェリダー》が全然要らないことですね(苦笑)

《縄張り待ちの大鎌猫》はまだ3マナなんでマシですが、4マナだと《フェリダーの撤退》と思いっきり被りますし。《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》か《鎌豹/Scythe Leopard(BFZ)》がいれば、そっちを採用したんですけども。

そして最大の問題は、猫クリーチャー関係なく《フェリダーの撤退》だけで勝てるというか、それしか勝ち手段が無いことですね(苦笑)

たまに《世界を彫る者、ファイラス》がエンドカードになりますけど。

 

じゃぁ他の上陸で勝ち手段を入れればいいじゃんと《硬鎧の大群》を入れてみましたが、そもそも猫でない勝ち手段ってどうなの?って以上に

《見事な再生》+ファミリーランドだと制御が利かず、《硬鎧の大群》だと簡単にリミットオーバーするので抜きました。

そこそこ派手な動きはするんですが、そもそも《フェリダーの撤退》ってトスカさんが散々使ってたので新味にも乏しいかなぁと。懐かしがるほど昔のカードでもありませんし。

 

以上、蛇足でした。

先月のARENA 221101-221131(Ladder, Event, Limited)

今月も半ば過ぎてるのにようやく更新...

最近休日はミープル行く以外はひたすらぐったりしてる事が多くてですね。

 

ミッドウィーク・マジック

221102

20枚のハーフデッキを3つのうち一つから選ぶを2回繰り返して、40枚のデッキで対戦する感じです。

エスト抱えてた関係上黒赤で試してみましたが

いやー、弱さ半端ねぇっす(苦笑)

除去3枚あるだけマシなんかもしれんけど。

結果は3-4と負け越したものの、よくこのデッキで5割近く出せたなぁと(苦笑)

まぁ他のデッキがどうなのかは分かりませんが。

 

相手のクリーチャーをパクる呪文と、クリーチャーをサクる呪文が噛み合った時、いわゆる『パクリファイス』が成功すりゃ強いのかもしれんですが、

パクる呪文もサクる呪文も4マナ掛かったりするのがどーしようもなく弱い(苦笑)

それが成功しても結果的に2対2交換だったりしますし...

7戦目で盤面が完璧に負けている状態から、《代償破》《鍛冶場の親方》で削って勝ちましたが、盤面維持するカードに乏しくて非常にやりずらかったです。

 

3-4 Midweek Magic: Jump In! (Phantom)

 

リミテッド

221105

Shield: Dominaria

この日は『ドミナリア』のシールド。

カードよく知らないんでちょっと期待してたんですが

うーん、これは微妙。

《多勢の兜》《ミシュラの自己複製機械》と面白いカードはあるものの、かなり悠長。

環境的に悠長だったりで何とかならんかな?と淡い期待を込めてプレイしたものの

案の定そんな事はありませんでしたね...

初戦こそ《虚ろな者、アゴロス》で殴り勝ちましたが、その後3戦ともずっと終始押されっぱなしでした。カラーパイ的に白黒しか選択肢無かったし、まぁこんなもんかもなぁ。

トークン生成カードが多くて並べたら勝ちな環境なのかなぁ。

思ったより地味だったんでリベンジは諦めました。

ちなみにこの画像の4戦目は日本人相手で、たぶんトスカさんの動画で見た名前でしたね。

 

1-3 Shield: Dominaria

 

ラダー

先月同様、16戦と最小タイ記録。

使いたいデッキが無い問題はほんと深刻です。

そんな中、久々にプレイして楽しいと感じたのが果敢赤単。

www.youtube.com

永廻 檸檬さんの動画から引っ張ってきたデッキですが、感覚的には『魔技』『赤白英雄的』に近い動きかなぁと。

すなわち、果敢持ちクリーチャーとスペルとの組み合わせで速攻でライフを削っていき、一旦攻撃が止まったらほぼ負け。

《黙示録、シェルドレッド》なんで出された日には、着地した次のターンで削りきれなければggです。

さすがに75%は勝ちすぎですが、数が増えてくなら対策もされるでしょうし、55~60%程度には落ち着くと思います。3~4マナの呪文を増やすパターンもあるでしょうが、3マナ域すら無いこのデッキの方が対策もされにくいとは思います。

 

とりあえず白は《シガルダの福音者》、赤はこのデッキがあるので、問題は残りの色ですね。ケレン味があるか速攻でカタつけるのが個人的な好みなんですが、果たしてそんなデッキが組めるかどうか。

 

RankMatch Total 10-6

Youtubeのコメント代わりにブログ書いてみるテスト 2

もっかい「動画のコメントしようと思ったら結構な文字数になりそうなので、何文字になるか実際にブログで実験してみた。」をやってみようと思います。

今回の試みもポメラノドンさんの動画です。

www.youtube.com

『兄弟戦争』導入時のアップデートでひっそりとナーフを喰らった《愛される守護者、ニアンビ》を救済するデッキ、と言った方が正しいかもしれません。

 

1) デッキ構成

構成自体はシンプル。EtB効果のあるカード10枚、試作10枚の計18枚(重複2枚)を《愛される守護者、ニアンビ》含め、ブリンク系カード10枚で使いまわしたり強化するデッキです。

《愛される守護者、ニアンビ》のEtB効果を使うには、クリーチャーが死亡する必要があり、それを能動的に行うため黒の《命取りの論争》《悪魔の意図》が採用されています。

 

2) 《ミラー・オヴ・ライフ・トラッピング》

早速disりますが、さすがにこのカードは微妙だと思いますw

こういう面白カードを積極的に採用してる辺りがポメラノドンさんらしくて好感が持てるのですが、だからyoutubeにコメント投稿する文字数的なハードルが上がるんですよ(苦笑)

なぜ微妙かを考察したらかなり長くなったんで後回しにします。

替わりに入れるとするなら、他に有効なブリンク系カードがあんまり無いんでEtB持ちのクリーチャーでしょうか。

《霊気の媒介者》《復活したアーテイ》辺りが候補となると思います。

どうしてもブリンク系カードの枚数を維持したいのなら《金色の大帆船》《ラエゼルの軽業》でしょうか。

 

3) 《愛される守護者、ニアンビ》

このデッキで最も評価されていい点は、《自律型組立工》《鋼の熾天使》がMtGのクリーチャー全体から見てもかなり希少な存在で、《愛される守護者、ニアンビ》との組み合わせは(ナーフ後の《ニアンビ》からすれば)最早必然と言っていいほどの好相性なところです。

ナーフされる以前は 《愛される守護者、ニアンビ》のカード一枚ドローを付与する能力は、いわゆる「インクの染み」(ほとんど使われない/影響しない能力のこと) でした。

これを有効活用するには、《放浪皇》などの「毎ターンクリーチャーを対象に取れるカードを採用する」のがひとつの手です。しかしその場合、「戻すクリーチャー」「対象に取るカード」と《ニアンビ》の3枚コンボでようやく毎ターン1ドローという事になります。これは決して強くないコンボです。

そもそもナーフされる前の《ニアンビ》は3枚コンボで即勝利でした。

恐らくTier1程の強さでは無かったとは思いますが、無限コンボって初見は驚きはあれど、2回目からは喰らっても面白くはありませんからねぇ...

 

ただし、「戻すクリーチャー」が「対象に取るカード」を兼ねていた場合には2枚コンボで済むため、維持できればそれなりに強力となりますし、何より《愛される守護者、ニアンビ》のポテンシャルを最大限発揮する組み合わせとなります。

問題はここからで、EtB効果を持つクリーチャーは山ほどありますが、自身を毎ターン対象に取れるクリーチャー (2枚コンボとなると他のクリーチャーしか対象に取れないカードはNG) はかなり少なく、両方を兼ね備えた「戻してメリットがありつつ自身を毎ターン対象に取れるクリーチャー」というのはほとんどありません。

現アルケミーでその「可能性がある」クリーチャーでも他にはたったこれだけ。

各カードの効果については省略しますが、どれもEtB効果が微妙ですし、自身を毎ターン対象に取るためのハードルも高いです。

ちなみにパイオニアまで範囲を広げてもこのくらいだと思われます。(見落としはあるかもしれません)

正直言って、どれも《愛される守護者、ニアンビ》とでデッキを組みたくなるほどではありません。(そもそも伝説のクリーチャーは《ニアンビ》で戻せません)

調べてはいませんが、それ以外の範囲でもパッと思いつくのは《スパイクの飼育係/Spike Feeder(STH)》くらいで。

EtB効果は細やかですし、自身を対象に取ると言っても実質何も変わらないため、「相手のターンと自分のターンに2マナで1ドローが出来る」くらいなんで微妙と言えば微妙なんですが、カウンター2個取り除けば実質自身をサクれるので、生贄手段を必要としない点はメリットです。

そう考えると、自身をサクれるカードとも相性が良いのですが、

《波止場の料理人》は《命取りの論争》の代わりになりうるとは言えわざわざ戻したいカードでもありませんし、他のカードは色的にも問題があります。マナの問題さえ解決すれば《根導線の融合体》は面白そうなんですけども。

いかにこの組み合わせが希少かが伝わったかと思います。

 

4) コンボ成功率

このデッキの他に良い点は、オリジナルなデッキであることに加えて、コンボ成功率がそれなりにあるところです。

以前紹介されてた『6/3くらい』というデッキ。黒単ベースなんで恐らく勝率そこそこありつつコンボも楽しめる。デッキ名が素晴らしいと良い面もありますが、個人的にはコンボ成功率が低いのが物足りない感じでした。

クリーチャーはともかく、強化カードが《活力減退》4枚だけではさすがに。

物足らなかったんで、トライオームさえ入れてないくらいまだ仮組みの段階ですが、自分でデッキ組みましたよ(苦笑)

+のパワー修正を永久に与えるカードは、他に《メフィットの熱狂》があるのでこれを採用しつつ、パワー修正で一番メリットがありそうなのは《結ばれた者、ハラナとアレイナ》と考えてタッチ緑。他に二段攻撃の《ファイレクシアのドラゴン・エンジン》や、即ダメージに繋がりやすいトランプルと速攻の両方を持つ《瞬足光線の大隊》を採用。

他の候補としてはパワー上昇をより際立たせる《盤石、ミスター=オルフィオ》や、永久であることを活用しきれてないので《真紅の花嫁、オリヴィア》辺りかなぁと。今のところ《税血の収穫者》《鏡割りの寓話》コンボがちょっと浮いてる感じもします。

 

5) デッキ構成

それはともかく。

『試作ニアンビ』は場に戻してメリットがあるクリーチャー18体と、場に戻すカードが10枚。さらに生け贄手段も2種類5枚とあります。

場に試作機があれば、2マナと《精霊界との接触》でコンボ成立ですし、3マナと《命取りの論争》《ニアンビ》でも成立します。何より、この両方とも相手の除去に対応して打てる点が素晴らしいです。

除去に対応できないものの、試作機と《悪魔の意図》の2枚でも《ニアンビ》を引っ張ってきて即出せるのも見逃せません。

 

コンボが成立し易いという意味では、この次に上がった『ファクトアグロ』も同様で、元々キーカードである《鬼流の金床》を引けなかった時に弱かった金床デッキが《第三の道の偶像破壊者》というアーティファクト・クリーチャーを出すクリーチャーによってデッキの安定度が増しました。

ここまでなら、まぁ私ですらデッキ組んでるくらいなんでよくある話なんですが。

注目すべきは金床デッキの主要パーツである《ヴォルダーレンの美食家》はともかく、《税血の収穫者》すら入ってない点ですね。《第三の道の偶像破壊者》の能力をフル活用したいというポメラノドンさんらしい、思い切ったリストだと思います。

そして、いい味出しているのが《略奪の爆撃》。たまにスパーキーが《ゴブリンの集会》連打から《略奪の爆撃》で大ダメージ喰らわしてくる侮れないカードですが、例えば1/1のアーティファクト・クリーチャーが5体通れば5点。《機械化戦》1枚だと10点、2枚だと15点のダメージですが、《略奪の爆撃》《機械化戦》だと20点のダメージとなります。ポメラノドンさん曰く「スタンと差別化するために入れた」との事ですが、採用は理に叶ってます。

 

でまぁ何が言いたいかというと、「似たような効果のカードが複数あると、コンボの成功率が上がる」ということです。当たり前と言えば当たり前ですし、ユニークなカードだと1種類に限定されることもあるでしょうが、コンボがネタのデッキなら、なるべく複数のカードを使ってコンボ成功率は高めて欲しい気はします。

 

6) 「飾り」

などと言った舌の根も乾かぬうちに正反対の事を言うんですが(苦笑)

後回しにしていた、《ミラー・オヴ・ライフ・トラッピング》について。

《ミラー何とか》は、単体では何もしないパーマネントです。ここでは仮に「単体では何もしないパーマネント」を「飾り」という呼称にしておきます。

インスタントやソーサリーはパーマネントではありませんし、一部の例外を除いて土地は大抵マナを出せます。クリーチャーは一部の例外を除いてアタックやブロックを行えます。必然的に「飾り」はほとんどの場合アーティファクトかエンチャントになります。

「飾り」は単体で何もしないので、何もしないままだとカード1枚とテンポを失ってしまいますし、当然ながら他のカードとのコンボが前提となります。そのため、ざっくり3つに分類できます。

先に出したい「飾り」

後に出したい「飾り」

どっちでもいい「飾り」

アルケミーだと左の2枚が先に出したい「飾り」となります。スタンダードだと《トカシアの歓待》《二重屍》辺りになるでしょうか。EtBやPiG、唱えた時の効果でトリガーするカードは概ねこの括りに入ります。

機体は基本的にクリーチャーと機体が揃ってはじめて効果を発揮できますが、召喚酔いの関係上、一部例外を除いて先に出したい部類でしょう。

アルケミーだと《略奪の爆撃》が後に出したい(先に出しても意味が無い)「飾り」となります。スタンダードだと《シガルダの召喚》《機械化戦》あたり。基本的に全体強化系は後に出したい「飾り」となります。

装備品は機体と同様、基本的にはクリーチャーと装備品が揃ってはじめて効果を発揮できますが、概ね召喚酔いの関係上クリーチャーが先、装備品が後となるでしょう。コストの関係上、装備品が先になることはあるかもしれませんが。

どっちでもいいカードはアルケミーではこの3枚でしょうか。全体強化とEtBやPiG、唱えた時の効果でトリガーする両方を持っているためか、左の2枚はさすがに重くて使い物にならなさそうです(苦笑)

《ザンダーの目覚め》とスタンダードの《ヴェズーヴァの複製術》《貴顕廊一家の隆盛》《土建組一家の隆盛》もこれに当たりますが、どっちでもいいのはクリーチャーとの順番だけで、呪文やサクリファイスでトリガーするよりは先に出す必要があります。

 

「飾り」の分類は色々あるでしょうが、後出し/先出しで分類したのは、これがカードの強さと密接に関係するからです。

 

どっちでもいいカードは後先どっちでもいいので問題ありません。

 

後出ししたいカードも、先出しした場合にしばらく何もしないだけであって、クリーチャー等があれば基本的にそちらを優先することが多い程度です。

問題は先出ししたいカードです。機体は1ターン殴るのが遅れるだけですが、《ミラー何とか》と《舞台座一家のお祭り騒ぎ》は後で出せば出すほどトリガーする回数が減ってしまいます。

《舞台座一家のお祭り騒ぎ》は1マナのクリーチャー呪文を唱えても基本的には何もしませんし、2マナの呪文でも出てくるのは1マナのクリーチャーカードなので効果が薄い場合が多いでしょう。基本的に3マナ設置までは出せるものは出していく感じだと思います。

《ミラー何とか》の場合、相手の盤面との相談にはなりますが、「クリーチャーを先に出して盤面を強化する」か「クリーチャーを後に出してアドバンテージを取りに行く」かの二択を迫られることになります。

ここで盤面強化を強いられた場合には深刻な問題を抱えることとなります。すなわち盤面で後手を取ってるにもかかわらず《ミラー何とか》を出してしまうと、クリーチャーを1体だしてもブロッカーは増えません。しかもそのクリーチャーが《ニアンビ》と相性の良い《自律型組立工》《鋼の熾天使》だと、何もしないままリムーブされてしまいます。

言い換えると、カード2枚使ってブロッカーが1体も出てこない状況に陥ります。盤面不利な状況がますます不利になることでしょう。これは雑にブリンク系に入れるには見逃し難いデメリットです。

すなわち、《ミラー何とか》はブリンク系だからと入れられるような単純なカードではなく、専用デッキが必要となるでしょう。

既にコメントにありますが、相手のクリーチャーを追放した状態で《ミラー何とか》を戦場から離れさせれば、二度とそのクリーチャーは戻ってこないことを悪用する。

他にもカードはあるかもしれませんが、現実的には《テレポーテーション・サークル》とのコンボという事になるでしょう。

もう一つの使い方としては、EtBを2回誘発させることを利用する。

一応《ミラー・オヴ・ライフ・トラッピング》と《ゆすり屋のボス》《救出のチェヴィンガ》各2枚の5枚で無限ループが発生します。このままでは何もしないので、別途勝ち手段が必要となります。まぁ《活力を穢すもの》《悪魔的な客室係》《機知ある怨怒取り》《龍火花の反応炉》等、ループに入れば無限になるカードは何枚かありはします。

現状とても現実的なコンボとは言い難いですが、《ミラー何とか》の2回EtB発動を活かすには無限ループという事になると思います。

 

とは言え、アルケミーオリジナルのカードをなるべく使いたいというポメラノドンさんの心意気には頭が下がります。

これに懲りず アルケミーのカードを積極的に採用して欲しいものです。動画見るまで《ミラー何とか》ってカード知りませんでしたし。

 

7) 結論

5555文字でした。

先月のARENA 221001-221031(Ladder, Event, Limited)

先月のランクマッチ

わずか16戦という過去最小を記録しました。

いやー、スタンにピンと来るようなデッキが作れてないってのは深刻ですね...

兄弟戦争が発売されても同じ状況になれば、記録更新することになるかも。

 

『Diciple Despair』は《絶望招来》を《貴顕廊一家の隆盛》で何度も使いまわそうとしたデッキでしたが、まぁ回らんよなぁ...結局ボツに。

無理くり《戯れ児の縫い師》入れてるのが間違ってるんでしょうけども。

 

『Recurring Evangel』は兄弟戦争でこの2枚を絡めてコンボデッキを作ろうと考えていたんですが、5枚コンボかつ同じカードを2枚使うというかなりアレな状況なので、《キキジキの鏡像》や二体掛り使っても難しいかなぁ...

ちなみに場に出した《団結の天使》2枚で手札にある《シガルダの福音者》をパワー5にして交互に何度も唱えるといった感じです。既に《ガイアの眼、グウェナ》+《アーチリッチ、アサーラック》+《伝説の秘宝》のコンボが発見されているので、せめて4枚コンボにしないと難しいよなぁ...

この時点でのデッキはこんな感じでしたが、《救出専門家》は抜きました。

 

先月のイベント

221005

Midweek Magic: On the Edge

この日のミッドウィーク・マジックは『最先端』

直近3エキスパンションの構築です。

真面目に組んだ『ラタドラビック=ジャクシス』が3-3、ネタとして組んだエルフデッキが4-2という結果に。なんでやねん。

《トラブルメーカー、ジャクシス》と《アーボーグのラタドラビック》のコンボを軸に適当にカード詰め込んだ感じ。今みるとさすがに《婢出告》《鴉の男》《怒りの大天使》辺りが微妙な気はしますが。

コンボ決まったのが1回だけ、ってのは概ね予想通り。

白緑兵士、黒緑八百長、赤単に負け、赤単、赤単、よくわからない5Cに勝ちました。

《黙示録、シェオルドレッド》増やして遊べましたが、結局のところ《黙示録、シェオルドレッド》が強いだけだなぁというのを再確認。1体でも強いのに2体3体並べばそりゃ勝てるよなぁ。

エルフデッキは名前がテキトーな事からも分かるように、本当に適当に組んだデッキだったのですが。

赤単のブン回りと黒単相手に色事故して負けたものの、ちょっと微妙なセレズニアヒューマンはともかくガチ金床デッキ、ガチのエスパーミッドレンジ*2に勝利。

もっかい言うけど、なんでやねんw

除去と言えるのはチャーム2枚くらいなのに。

単純にサイズで圧倒した試合が多かったですね。《祝祭の出迎え》《給付金》で横並びするつもりだったんですが。

 

3-3, 4-2 Midweek Magic: On the Edge

 

221008

Into the Future

この日のイベントは『未来へ』

『アルケミー:ドミナリア』発売記念ということで、参加費無料で3勝まで各1パック貰えるお得なイベント。しかも構築済みデッキ使用で手間いらず。なんて親切。

有り難いことは有り難いんですけど、問題はデッキが面白いかどうか。

まずは赤黒タッチ青のドラゴン。これは単純に楽しそうな感じ。

次は赤単ゴブリン。火力以外はアルケミーでやたら目にするゴブリンデッキと似たような構成ですね。アグロ好きにはもってこい。

次は白黒赤機体デッキ。さすがにコレは微妙かなぁと。

一緒に使えと言わんばかりの《変幻の戦争エンジン》が入ってないのがまず理解に苦しみますが、替わりに入ってるのが《謎めいたリムジン》。何でやねん。

黒を足す意味もほとんど感じませんし、装備品も《刃を持つ者、アスター》と絡めたいんでしょうけど、大したシナジーを感じません。

最後に5色版図。雑に除去が強いものの、面白い回り方はしなさそう。

 

多分赤単握る人が多いだろうなぁと思いつつ、緑絡みのクエスト目的で5色版図をチョイス。

何故か3-0でフィニッシュ。

予想とは違ってゴブリンはおらず、ドラゴン2回と機体1回でしたが、そうなると《力線の束縛》4枚が刺さりますね。引いた除去が強かったね、ってだけでデッキの動きが面白いとかは無かったです。

...大丈夫かなぁこのイベントw

 

3-0 Into the Future

 

221009

The Ultimate Showdown

この日のイベントは『究極の決戦』

全知の紋章があるデッキでした。

一応4種類のデッキがありましたが、代わり映えしたのかなぁ。

内容精査してないけどとりあえず画像だけ置いときます。

まずはジョニー。コレを使いました。

たぶん単体では微妙なカードが多くて弱そう。

本来なら強そうなスパイクですが、全知紋章の関係上、マナコストのバランスが良いのが逆に弱そう。

ティミーはマナカーブがおかしなことになっている分、強そうには見えます。

最後にヴォーソス。ティミー程ではないもののコスト重いカードが多くて強そう。

1戦目はニコル・ボーラスが出てきつつ、こっちは盤面に介入しないカードだけで速攻終了。

2戦目はジャイルーダで当たり引いて速攻で終了。

うーんこの。

まぁこのイベントのおかげか、アバターとスリーブを買う機会があったのは良かったけども(苦笑)

 

1-1 The Ultimate Showdown

 

221012

Midweek Magic: Alchemy

この日のミッドウィーク・マジックは『アルケミー』

たぶんデイリーの関係上このデッキを使ったんだと思います。(記憶にない)

アルケミー要素は再録となった《命取りの論争》と、バフが掛かった《給付金》くらいですね。

あとはいつもの『Recurring Evangel』で3戦。

金床デッキの方はお相手土地セットからの《実験統合機》で土地が捲れて即投了されたり、初心者デッキだったりということもあって3-0。(最後は赤単でしたが)

本気だしてるハズの『Recurring Evangel』ではスタンダードのフツーのデッキと当たって1-2と、かなりうーんな結果でした。

結局スタンダードで使えないカードで見たのは初心者デッキに入っているカードのみ。

アルケミーほんと下火だなぁ...

 

3-0, 1-2 Midweek Magic; Alchemy

 

221019

Midweek Magic: Exploror

この日のミッドウィーク・マジックは『エクスプローラー』

ヒストリックで使ってた白赤ヒロイックで参戦。

一枚だけ《贖いし者、フェザー/Feather, the Redeemed》と入れ替えたんですが、割りと良かったですね。ただこの試合では《神々の思し召し》構えていたら勝ってたものをむざむざとフルアタックして負けるという...

そんな事もあって3-3でフィニッシュ。うーん勿体ない。

他に負けたのはスタンダードのボロスアグロと研究体シュート。

勝ったのはオルゾフ天使とセレズニアエンチャント*2でした。

 

3-3 Midweek Magic: Exploror

 

221021

Post Malone's Arena Concert

この日のイベントは『ポスト・マローンのアリーナ・コンサート』

よく知りませんが、超有名なアメリカのラッパーでポケモンとかMtgとか好きな人らしいです。

で、歌にまつわる統率者を使ったヒストリックブロールをプレイしようという事らしいです。

でまぁ白絡みのクエスト抱えてたから、という理由だけで

白赤のデッキを選択。デイリー消化後は

他に使うならコレだよなぁと思ってた黒赤を選択。

そして無駄に5-0でフィニッシュw

統率者とのシナジーがそんなにある訳でも無いんで、単純に軽い統率者が有利だと感じました。あとさすがに《ルーサ》と《エリーウィック=タンブルストロム》を統率者にするのは荷が重いかなぁとも。

企画する事自体は面白そうですが、実際イベントをプレイするには微妙だったかなーという印象でした。普段使わないカードを使うのは新鮮ではありましたけども。

まぁポスト・マローンと何かしらの契約したんで何かやらんとな、という事だったんでしょう。

 

2-0, 3-0 Post Malone's Arena Concert

 

221025

Midweek Magic: Standard Shake Up

この日のミッドウィーク・マジックは『激変スタンダード』

禁止カードが何枚か増えたスタンダード構築です。

...何で《鏡割りの寓話》が入ってないんですかねw

兎電池よりこっちでしょうに。

ただまー、今デッキリストを出力しようとしたら《鏡割りの寓話》が使用不可になってたんで、次の『激変スタンダード』では禁止になりそうです。

デッキはクリーチャーを《ケッシグの火吹き》《マナ形成のヘルカイト》のみにしたバーンデッキ。

《マナ形成のヘルカイト》が残ってくれれば、割りと派手な動きをしてくれます。

ただまー、スタンダードで使うとなると黒単にほぼ勝てないんですよね。こんなデッキばっか。

結果は5-3と上々。負けたのは緑タッチ白赤の《活力を穢すもの》、青単ジン、4Cローム

勝ったのは上の画像の赤緑(黒土地あったので3色?)、白単兵士、緑単色、赤単バーン(《熱錬金術師》《ケッシグの火吹き》入りなのでスペル寄りか)、黒赤デッキ(《ネファリアのグール呼び、ジャダー》《敵対するもの、オブ・ニクシリス》)でした。

黒単いなかったのは意外でした。

 

ちなみに。

次はこれらのカードが使えなくなるっぽいです。

 

5-3 Midweek Magic: Standard Shake Up

 

リミテッド

 

221025

Premior Draft: Throne of Eldraine

この日は『エルドレインの王権』のプレミアドラフト。

私がMTGAを始めたのは『ストリクスヘイヴン』の時だったんで、何枚かはカード知ってはいるんですが...

正直《砕骨の巨人》《厚かましい借り手》《寓話の小道》以外あんま使ってなかった気がする(苦笑)

一応リストを眺めてみると、《魅力的な王子》をブリンクで、《巨人落とし》《フェアリーの導母》《群れの番人》を魔技で、他に《初子さらい》と《アーデンベイル城》《ロークスワイン城》《のどかな農場》といった土地も使ったか。

何にせよ、あんまりカード知らないんですよね。

ぶっ壊れたカードが多いエキスパンションといった話題では真っ先に挙がるエキスパンションなんで、さぞかしリミテッドも派手なんだろうなーと楽しみにしてました。

...くっそ地味だわ(苦笑)

一部のレア/神話レアが派手なだけで、コモン/アンコモンが派手な訳でもないのな。

ちなみに3パック目初手に《厚かましい借り手》引いたんですが、スルー。4枚持ってるし。下家の誰かは持ってなくてウハウハしてたのかなぁw

 

で、対戦の方は

残り1点まで削るものの、ボム神話レア《忠誠の円環》で粘られた上に《調和のアルコン》出されて負けたり

ボムレア《アーデンベイル城》でどーにもならんかったり

《型破りな協力》2枚貼られたりして負けました。

うん、お相手のデッキはちゃんと派手ね(苦笑)

てか、トークン生成パーマネント強すぎだわ。

一応勝った対戦ではアグロ気味にちゃんと押し切れたんで、ドラフト自体は決して間違っては無かったと思いますけど、このアバターでやる事じゃないよなぁ。

結果は5-3でした。

5-3 Premior Draft: Throne of Eldraine

 

221030

Magic 30th Anniversary: Mix Draft

この日はミックス・ドラフトをプレイ。

このスリーブ貰えるだけでも十分価値はあるかなぁと。どうせドラフト券余ってるし。

 

で、どんなカードが出てくるか分からないワクワク感のあるイベント、だと思ったのですが...

初手が《不気味なくぐつ師》、2手目が《悪意の騎士》という...

いやー、またしても地味だなぁ

俺がやるとこんな感じにしかならんのだろうか(苦笑)

デッキはこのように。

《虚ろな者、アゴロス》は強いけど、派手かと言われると。

他はまぁ堅実なカードというか...

そして相変わらず41枚デッキ。こんなんで勝てるんかしらと思ってたら

『エルドレインの王権』よりは成績落ちましたが、4-3とまずまずの結果。

予想通り《虚ろな者、アゴロス》は除去されなければ強かったです。リミテッドならレア級よなー。

そしてお相手に《ロウクスの打撃手》出されてヤバいと思ってたら《地下墓地のクロコダイル》をトップデック

おー、止まる止まるw このデュエルは実質この2枚で勝ち。

 

負けたデュエルは相変わらずお相手の強カードにやられた感じでした。

3ターン目に《知識鱗のコアトル/Lorescale Coatl(M21)》出されて、2ターン後に《悪魔の稲妻》引いて、タフネス5になると倒せないからと即打ったら《蛇皮のヴェール》で守られてボッコボコにされたり、《永遠羽のフェニックス/Everquill Phoenix(IKO)》に何か色々変容されてみたり。

...ま、まぁ《虚ろな者、アゴロス》も強かったから。

 

4-3 Magic 30th Anniversary: Mix Draft