機上の九龍

The kowloon on an aeroplane

220624 トスカさんのライブ配信でMtGの対戦をしました

220624

1-0 Direct Play:  tska1234

 

この日は3回目のワクチン接種だったので会社をお休み。

折角なので、普段は仕事中で参加出来ないライブ配信にて対戦してきました。

実はワクチン接種1,2回目もトライしてたんですが、どちらも対戦希望漏れで対戦できず。

今回参加枠5人に希望者5人だったのでようやく対戦できました(苦笑)

youtu.be

配信者であるトスカさんのデッキは「青白トークン」

《風変わりなペット》《フェリダーの撤退》《婚礼の発表》といったトークン生成カードを《豪胆な敵対者》《華やいだエルズペス》などで強化します。《フェリダーの撤退》《婚礼の発表》は全体強化も兼ねていて、面白い回り方をする癖に結構強いという、実によく出来たデッキです。

対するこちらは「Hidetsugu Shot」

《血空の主君、ヴェゴラス》の誇示能力で《終末の影》をデッキトップに仕込み、《貪る混沌、碑出告》のタップ能力で本体15点を飛ばすという、シンプルな構造のネタデッキです。

 

実はこのデッキ、自分でも覚えてなかったくらいに結構な紆余曲折を経て出来ました。

最初のバージョンはタッチ赤緑のスーサイドデッキでした。
参考にしたのはこの動画。

www.youtube.com

このデッキに《貪る混沌、碑出告》等をちょっと足した感じですね。

何でそんな事したのかと言うと

youtu.be

以前トスカさんの「ニューカペナの街角全カード考察」のライブ配信 (これは週末だったので参加できました) で、《終末の影》を考察する際に

GR GR
​《貪る混沌、碑出告》《母聖樹の加護》辺りのマナ総量を参照するカードと組み合わせたい

と発言してたんですが、中々いいアイデアが思いつかず。

ようやく《終末の影》を使ったデッキを発見したので、そこからデッキを育てていこうかと。

...実際のところは配信内で

ほっぺぷに丸
​デッキトップに好きなカード持ってこれるデーモンもセットで

と《血空の主君、ヴェゴラス》を示唆する発言をされている人がいたんで組めそうなもんですが、どうも発言を見落としてたっぽいですね。

で、最初のバージョンから何故か《祝祭の出迎え》《給付金》のコンボと《敵対する者、オブ・ニクシリス》を雑に入れたデッキとなり

ようやく《血空の主君、ヴェゴラス》の存在に気づいてほぼ現在のバージョンになりました。この後ミッドウィーク・マジックのイベント用にとヒストリックverも作ったんですが、蛇足なので最後に書きます。

 

最後に、直前の調整で《血空の主君、ヴェゴラス》をより活かすべく

除去をピン刺しで増やして対戦会で使用したバージョンの完成となりました。

全バージョントータルでの勝率はこのように。正直フレンドリーマッチでも4割勝てないデッキだとは思います。

 

 

で、対戦中の画像を取っておこうとかスタンバってたんですが、テンパってて全く取れませんでした’(苦笑)

トスカさんの初手はこんな感じ。少なくとも3ターン目までの動きは確約できます。

対するこちら。悪い。非常に悪い(苦笑)

土地2枚なのもさることながら、初動が早くて3ターン、しかも下手すれば土地4枚置けてもタップインなら何も出来ない可能性すらある。3色揃ってるのはまだ幸いですが、よりによって緑2マナ必要な《秋の占い師》が手札。

最悪なのがデッキトップに来てナンボ、手札に来て欲しくない《終末の影》が2枚。どないせぇと。

 

マリガンするか悩みましたが、まぁ何も出来なければ再戦してくれるだろうという甘い考えでキープw

2ターン目に土地を引くも《硫黄のぬかるみ》で緑マナではなく、

3-4ターン土地引けないわ3マナ以下のカードじゃないわで大ピンチ。特に悲惨なのがトスカさんが出したクリーチャーが絆魂を持つ《豪胆な敵対者》ってところで。

こちらとしてはお相手のライフを15点以下にしてワンショットで決めたいのに、それ以上のライフが残ってると一発では死なないんで相当苦しくなります。

さらに《風変わりなペット》《フェリダーの撤退》と展開され大ピンチ。残り12点。

次に土地引かなければ最悪ディスカードになりますし、次のターン土地置いて殴られるだけで残り4点で瀕死となり、ほぼ勝ち目はありません。

 

ここで待望の緑マナ《蛇穴の小道》を引き

数少ないエンチャント破壊カードのうちの1枚《業火を放て》で《豪胆な敵対者》《フェリダーの撤退》を除去。

助かったと思った反面、こりゃ再戦希望は通らんなと(苦笑)

 

トスカさんは《華やいだエルズペス》から《婚礼の発表》を引っ張ってきて2体で攻撃。

こちらはようやくキーカードのうちの一枚《貪る混沌、碑出告》を引くも、ブロッカーにはならんし除去されたら目も当てられない。トークン2体のために《選別の儀式》を打つのも微妙。

しばし考えた後、次のターンにまたトークン出るんだしと《選別の儀式》に巻き込まれない《秋の占い師》を出すと、デッキトップが《ジアトラの闘技場》という僥倖。《影の評決》もあるし、とりあえずは何とかなりそうな気配。

 

...あっれー、おかしいな。ミッドレンジのコンボデッキなのにコントロールみたいな動きしてるよ(苦笑)

 

トスカさんは《華やいだエルズペス》で魚トークンに絆魂を付け、あえて1体でアタックした後、2枚目の《婚礼の発表》を出して人間トークン2体展開。残り8点。

トークン2体出すことによって、次に《豪胆な敵対者》や《フェリダーの撤退》を引ければリーサルになる状況を作られる。

しかしこちらはデッキトップから土地をセットし、満を持して《選別の儀式》でトークンのみを一掃した上に4マナ戻ってくる。


...ええっと、残りライフ8点で計6マナ!?

初手から腐ってた《終末の影》2体とも出せるじゃないの

なんつー超展開。

コレはさすがに大ウケでしたね。改めて動画見直してみて、この展開はさすがに予想出来んわなぁと。

 

しかしトスカさんは2枚目の《フェリダーの撤退》を出してくる。

さらに《婚礼の発表》から1/1トークンが出てきた上に全体強化の効果で2/2となりターンエンド。《華やいだエルズペス》は何とかしたいものの、こっちが殴ると相手からの返して本体削られたらほぼ負け。

 

引いたのはキーカードの《血空の主君、ヴェゴラス》。やっとか。

デッキトップから土地をセットした後

《秋の占い師》を巻き込みつつ《影の評決》

1体は《華やいだエルズペス》を殴った後、《レンジャー・クラス》を出す。

 

トスカさんはようやく倒した《華やいだエルズペス》の2枚目を出して《仮初めの時間》で《終末の影》1体を除去。

こちらのターン。しれっと《目玉の暴君》を引いてセット。

《レンジャー・クラス》のレベルを上げてエルフトークンも殴ろうかと考えましたが、《終末の影》で《華やいだエルズペス》を攻撃して《血空の主君、ヴェゴラス》《貪る混沌、碑出告》両方出して除去されない事をお祈りした方が勝ち目が出るだろうと。

勝てないにしても一発はコンボ決めたい

 

トスカさんは駄洒落と共に《溜め池のクラーケン》を出す。

こちらは《レンジャー・クラス》クラスのレベル上げて、《終末の影》《血空の主君、ヴェゴラス》で攻撃。

ここで《溜め池のクラーケン》をタップすると、返しのターンでまた《溜め池のクラーケン》をタップするためのクリーチャーが必要となるため、それは出来ない相談です。

トスカさんは《終末の影》と《溜め池のクラーケン》、《血空の主君、ヴェゴラス》と3/3人間トークンを相打ちするブロックを選択。まぁそうですよね。

こちらは《血空の主君、ヴェゴラス》の誇示能力を使い、あえて戦闘が終わっての間を作り

Hidetsugu Shot炸裂!!!

本体15点ダメージで残り6点。ライフレースでは一気に逆転。

あとは《貪る混沌、碑出告》さえ死ななければ何とかなる...ハズ。いやまぁ1発キメただけで十分満足ですが、ここまで来たら折角だから勝ちたい

 

トスカさん3枚目の《華やいだエルズペス》を出し、トークンに絆魂を付けて攻撃。

ライフ11点まで回復すれば勝ち目ないんで迷わずチャンプブロックからの《貪る混沌、碑出告》でトークンサクって占術2。

ブロッカー1体しかいないので《目玉の暴君》が殴ってカウンター載って4点は通る。つまりデッキトップ2枚に2マナ以上のカードがあれば勝ち。

捲れたのは《不笑のソリン》と土地。よし勝った

 

そして俺のターン。ドロー

...えっ、ドロー?

 

 

 

 

 

うわあああああ《不笑のソリン》引いてしもた!!!!!

 

他の手札は《秋の占い師》《血空の主君、ヴェゴラス》

 

やっちまったのは仕方ない。《目玉の暴君》で攻撃してGambleるするしかねー!

《悪意の熟達》キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

という事で、Hidetsugu Shotをキメつつ見事勝つことが出来ました

最後の最後でボーンヘッドして無駄に運頼りになりましたが、デッキが応えてくれましたね。

最初こそ土地が事故り気味でヒヤヒヤしましたが、相手の致命的なカードに対処すべく《血空の主君、ヴェゴラス》で引っ張ってくる目的で入れていたピン刺しのカードが尽く手札にありましたし、初手に2枚あって腐ると諦めていた《終末の影》が残りライフと《選別の儀式》のおかげで一気に出せた上に結構な圧力を掛けられましたし、フレンドリーマッチbot対戦ですら使ってなかった《貪る混沌、碑出告》の占術能力も非常に効果的でした。

何より、《秋の占い師》は場に出てから《影の評決》で追放されるまでの3ターン連続でデッキトップから土地を出すという大活躍でした。影のMVPはコイツですね。

 

このデッキでこんなにも盛り上がる展開は今までありませんでした。大抵は速攻でボロ負けするか、ちょっとだけライフ削ってShot1発で決めて勝つといった感じで。

もちろん最終調整で劣勢を挽回するカード...要するにAoE入れたことが原因の一つではあるんですが、

 

最大の原因はトスカさんのデッキが対戦会向きのデッキだったから、という所にあると考えます。アグロで速攻押し込む訳でもなく、打ち消しやハンデスでやりたい事をやらせないデッキでもない。除去などで適度にインタラクションを保ちつつ、かつシナジーが噛み合って面白い動きをする。

 

御本人がココを読むことは無いでしょうが、この場でトスカさんに感謝の意を表します。

ありがとうございました。本当に楽しかったです。動画10回見返すくらいに(苦笑)

 

 

 

蛇足

220616

Midweek Magic: Historic Shakeup

この週のミッドウィーク・マジックは『激変ヒストリック』

追加でいくつかのカードが使えないヒストリックです。

 

《貪る混沌、碑出告》か《稲妻の謎》でデッキトップをめくって《終末の影》があったら15点ダメージというだけのデッキです。

bot回ししてる余裕が無かったのでそのまま対戦。

何故か3-2と勝ち越し。

青黒は《ターグリット》表裏で締め上げられての負け。

赤黒はお相手日本人(ひらがな)で《血塗られた刷毛》2枚並べられて負け。まぁ1体焼いとくべきだったってのはありますが、それより《命取りの論争》2回打たれたとは言え《電圧のうねり》4発打たれたのが痛かった。完敗でした。

勝った試合は初戦が《対称な対応》で《終末の影》を仕込んでからのヒデツグショット。

残り2戦は《稲妻の謎》が決定打でした。明らかにこっちの方が決まりやすいですよね...

折角なんで後で組み直してみたんですが、《スカイクレイブの災い魔》は相手のライフが削れてるとは限らないんで抜いて、自分のライブラリートップを公開する《人目を引く詮索者/Conspicuous Snoop(M21)》は相性良いのかなと。
あと、ライブラリートップを見て戻せる「探検」は相性良いなと感じたものの、緑の探検クリーチャー以外はロクなものがいなくて、《探求者の従者/Seekers' Squire(XLS)》がギリ及第点かなぁという感じ。

 

以上、蛇足でした。