機上の九龍

The kowloon on an aeroplane

先月のARENA 220902-220930(Ladder, Event)

先月より状況が悪化している(苦笑)

最大の原因は仕事が忙しくなってた事ですね。

ダブルワークの人に手伝って貰ってるんですが、週4回来るハズのところを月2しか来ないというね...

まぁそのうちの半分はもらい事故の影響での休みなんで本人に瑕疵は無いんですが。

 

あと、最近ちょっとMtGへの情熱が薄らいでるというか。基本的にスタンダードやっとるんですが、黒1強で面白デッキが活躍できる環境に無いんですよねぇ。アルケミーならまだ多少遊べるんですが。

 

先月のランクマッチ

ランクマッチは一月でたったコレだけ。いかにモチベーションが下がってるかが分かると思います。

ランクマッチでは使ってませんでしたが、『Eternal Bonsai Shot』はトスカさんが体調不良により土曜日に対戦会をやることになったため、それに参加しようとして調整していたもの。

フリーですら勝率4割だったんで調整段階からダメっぽいなーとは思ってましたが、本番でも《嵐追いのドレイク》出して《下支え》構えてたら《巨竜戦争》ぶっ放されて何も出来ませんでしたとさ。

 

で、やむなく作ったのが赤を抜いた『New Bonsai Shot』

フリーで5割以上勝てたんで試しにラダーでやってみたらボッコボコ(苦笑)

盆栽こと《入念な栽培》とクリーチャーをアンタップする1緑の強化呪文のうち2枚は残っているのでデッキ自体は存在し得るのですが...

以前の『BonsaiShot』で入っていた《秘密を掘り下げる者》はスタンダードに残っているのですが、両面土地が落ちていわゆる「デルバー検定」合格率が下がったため、採用する価値が下がったのが一番の痛手。

そもそもくくぎぎこと《食肉鍵虐殺事件》がぶっ刺さるデッキな上に、ヴェリアナこと《ヴェールのリリアナ》や《絶望招来》の布告系除去にも弱く、環境に居づらいデッキかなぁと。

動き自体はすげー自分好みなデッキなんですけどね。パーツ自体はこの段階で揃っているんで、他のデッキが強化されうる事を考慮すればランクマッチで日の目を見ることは無いかなぁ。

 

『Ivy Heroic』も『Bonsai Shot』と割と似たようなデッキ。

クリーチャー出してスペルで強化するという点では同一ですね。

《二ショーバの喧嘩屋》《ガイアの力》の版図カードを採用した関係上、タップインの土地が多くて初動が非常に遅いのが最大の難点。マナカーブ的にはアグロなのに。

こっちも回り方としては個人的な好みにマッチしてるんですが、弱点も同様でやはりランクマッチでは厳しいか。

 

『Play with Kitten』は無限要素が無くなった分相当厳しかったですが、10月になって《頭目の神官》採用により無限ターンが可能になりました。とは言えランクマッチで使えるかと言われると今のところ怪しいですけども。詳しくは次の更新で。

 

『Recurring Evangel』は前環境から使ってたデッキ。白アグロに近い構成にも関わらず《光輝王の野心家》採用していなかったので、割とそのままの形で残りました。とは言え《スカイクレイブの亡霊》が落ちたのはそれなりに痛いですが。

《シガルダ教の福音者》を使いまわそうというデッキです。

基本的にやりたい事は《シガルダ教の福音者》を並べて《豪胆な敵対者》か《鏡の箱》で強化して殴るだけ。

マナがあればあるほど場に並ぶので、ノジョノロこと《野心的な農場労働者》や《永岩城の修繕》で平地を引っ張ってきます。《永岩城の修繕》は特に《シガルダ教の福音者》と相性が良く、

3ターン目に4マナ目を確保しつつ、4ターン目に《シガルダ教の福音者》を3体並べることができます。《食肉鍵虐殺事件》は天敵ですが、3体とも一掃されてもカード1枚しか使ってないって所に強みがあります。

この強みをさらに活かせないか、というのがこのデッキのコンセプトとなります。

試してみて微妙だったのがこれらのカード。

《永岩城の修繕》と役割が被る《救出専門家》は「同じコンセプトのカードが2枚あればデッキを組める」ので期待してたんですが...

墓地に2マナ以下のクリーチャーが落ちてないと微妙な点で《永岩城の修繕》より大きく劣ってました。これにより《継ぎ当て》等の墓地のクリーチャーを引っ張ってくる系のカードには基本的に採用の目が無いかなと。

《審問官の隊長》は白アグロ定番のカードですが、3マナ以下20枚の制限が厳しく、また《シガルダ教の福音者》との相性がさほど良いこともなかったので不採用に。

《探検隊の供給者》は《シガルダ教の福音者》を出しても1回しかトリガーしないので微妙、《蛾乗りの騎兵》はウィニーに寄せると案外強いんですが、《豪胆な敵対者》ならマナが余ってればさらに強化されるのに比べると効果が地味かなぁと。

逆に鼻フック (言ってるの自分だけですが) こと《ギスヤンキの戦士、ラエゼル》は単体で十分な強さの上、専門家で《シガルダ教の福音者》を抽出できるかもしれないので意外と悪くなかったです。マナが奇数出る場合、《シガルダ教の福音者》を出して余ったマナと手札に創出された《シガルダ教の福音者》とで専門家能力を起動できるのも良かったです。

この段階では入ってませんが、《精霊界との接触》は相性良かったです。相手のメインフェイズに魂力で《シガルダ教の福音者》を対象に取ると、エンドステップにブリンクから戻ってきてタップしつつ、

手札に創出された《シガルダ教の福音者》は次のターンに使えることになります。

お相手が殴って来てたので戻ってきた段階で勝ってるんですが、殴って来てなくてもタップで勝ててるのは素晴らしい。

 

あと、墓地活用は微妙だと書きましたが、さすがに《セラの模範》は使えるかなぁと。今のところ活躍はしてないんですが、墓地を掃除さえされなければ毎ターン《シガルダ教の福音者》を使い回せるんで。(投了されるんで一度も使い回せてませんが)

また、《信仰を穢すもの》もそれなりに相性は良くて。《月皇の古参兵》が1体にいれば、白のパーマネントを唱えると1/1トークンが出てきて回復されるので、実質1マナで《シガルダ教の福音者》を並べることができます。

 

これを最大限活用したいと組んだデッキが『Endless Evangel』

《月皇の古参兵》《信仰を穢すもの》と、クリーチャーを1マナ減らせた《墓所のうろつくもの》が場にいる状況だと《シガルダ教の福音者》が0マナで何度も唱えることができます。理論上は

無限にクリーチャー呪文唱えられるんなら《潜伏工作員、アジャニ》の奥義の毒カウンターも無限に載せられるね!とか思ったんですけども。

 

墓所のうろつくもの》が相当じゃじゃ馬でして。狼だけど。

 

場に出るか殴るときに墓地にクリーチャーいないとマナ軽減できませんし、墓地の《シガルダ教の福音者》を使いまわそうとすると今度は殴れないという、非常に使い勝手が悪い存在でした。相手の墓地利用を妨害しつつ殴るには素晴らしいカードなんですが、こういったクリーチャーのマナコストを1下げるために使うには難しいのかなと。現状クリーチャーのマナコストを1下げるカードってアルケミーにはコイツしかいないんで、やるなら使わざるを得ないんですけども。

 

ということで没デッキにはなったんですが、人間並べて《ドーンハルトの主導者、カティルダ》という動き自体は悪くなかったんで、人間デッキとして活用できる道はあるかなぁと。

 

だいぶランクマッチの話とはズレましたが、そのくらいランクマッチは熱心にやってないって事デス。

 

RankMatch Total 11-18

 

先月のイベント

220904

Yagle Day: You Are What You Eat

この日のイベントは『ヤーグルデー: 技食同源』

9/3ということで開催されたイベント。一応翌日でも参加できました。

訳は元の意味とは全然違ってますが、ギミックを上手く表現した名訳だと思います。

MtG Arenaでは2020年から毎年開催されているヤーグルイベントです(苦笑)

Yargle, Glutton of Urborg / アーボーグの暴食、ヤーグル (4)(黒) (DOM)
伝説のクリーチャー — カエル(Frog) スピリット(Spirit)
9/3

伝説のバニラということで一部で熱狂的なファンがいる...のかなぁ。

去年、おととしの紋章は「あなたがカエル・呪文を唱えるためのコストは(2)少なくなる」だけでした。まぁぶっちゃけ2黒で9/3バニラを出すだけのイベントだったように思います。

今年は

カエル1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、あなたはカード1枚を引き、そのカエルはその生け贄に捧げられたクリーチャーのすべての能力を得る。

の紋章も追加されました。これによってバニラな《ヤーグル》に色々な能力を付与しようぜ、って感じになって、多少マシにはなったと思います。

ただまー対戦が面白かったかと言われるとまた別で。

色々ギミックは考えられましたが、対戦できちんと機能するのは難しいかなーという印象。単純に飛行つけて殴ったら強かったです。

2-1 Yagle Day: You Are What You Eat

 

220907

Midweek Magic: Phantom Shield(Dominaria United)

この日のミッドウィーク・マジックは『団結のドミナリア』のファントムシールド。

レアがこの6枚で笑いました。『Ivy Heroic』に入れてるカードが3枚あるw

ということでデッキはこのように。

クリーチャー少なめですが、そもそも3色でかき集めてもこんな感じにしかならんのですよね。まさかの再録《チビ・ドラゴン》を3枚集められてるのは強いんですけども。

2枚入れた《消えない想像体》が想像以上に弱かったんで1枚抜き、2戦目はヴェリアナにボッコボコにされ、3戦目は勝ったものの4戦目で《本能を穢すもの》《シルバーバックの古老》にぶん殴られる。

うーん、地上を止められないのが問題なんだなという事で、《トレイリアの恐怖》《潮溜まりの亀》を入れてみる。

そこからは5連勝。

《ケルドの炎賢者》《陽気な呪文盗み、アイヴィー》はそれほど活躍しませんでしたが、《チビ・ドラゴン》はさすがの強さでした。地上の守りを固めた割にはその5連勝中にブロッカーがいたおかげで勝てた試合は1試合もありませんでしたけど(苦笑)

6-3 Midweek Magic: Phantom Shield(Dominaria United)

 

220914

Midweek Magic: Artisan(Archemy)

この日のミッドウィーク・マジックは『職工(アルケミー)』

この前日にポメラノドンさんの動画コメント記事書いてたこともあって、ラクドスサクリファイスで。

アルケミー要素は再録された《命取りの論争》以外では《ザンダーの目覚め》の2つだけ。これだけだと枚数足らないので、定番カード以外では《殺人鬼》《憎悪の主、ラゴモス》《ウイルスの甲虫》《病的な日和見主義者》を入れてみる。

スパーキーで1回対戦して、思ったより《ザンダーの目覚め》が使えたんで3枚に増やし、《殺人鬼》を4枚にして《ウイルスの甲虫》《喪心》を2枚減らしたのが上のリスト。

1戦して勝てはしたものの、職工なんだからクリーチャー主体だよなぁという事で、削った《喪心》を3枚にしつつ、横並びするんならと《地震波》1枚追加。《ウイルスの甲虫》を0にしつつ、《殺人鬼》《憎悪の主、ラゴモス》を各1枚削る。

結果は3-1と上々。

4-1と表示されてますが、今untapped.ggでsparkyとの対戦がイベント扱いになる仕様だからです。これマジで何とかして欲しいわ...

負けた試合はクリーチャー1体除去されてから全然クリーチャーもクリーチャー除去も引かず、《聖所の猫》に殴られるという屈辱的な敗戦でした。

手札にいっぱいクリーチャー抱えてるように見えますが、《命取りの論争》2回打っての手札なんで...

それ以外は順当勝ち。ただ、お相手にアルケミーのカードはアリーナ限定カード以外使ってるのは見ませんでしたね(苦笑)

 

3-1 Midweek Magic: Artisan(Archemy)

 

220921

Midweek Magic: Brawl Showcase

この日のミッドウィーク・マジックは『ブロール展覧会』

構築済みブロールのデッキで遊ぼうな感じでした。

ブロールを組むとなるとデッキ資産が要求されるため、構築済みがベターだとは思います。問題はどんなデッキが用意されているか。

デッキが4つ用意されてたんですが、《鴉の男》だけが浮いてましたね。

単色なんでデッキが安定しますし、入ってるカードも構築に入ってるカードや構築級、リミテじゃ及第点なカードがほとんど。しかも統率者が2マナなんで簡単に出てくる。

どう考えてもコレが強いよなぁということと、黒のクエスト抱えてたこともあって《鴉の男》を選択。

案の定3-1でフィニッシュ。

一度《群れの渡り》でトークン並べられたりで負けましたが、その他はテンポよく勝利。

1戦目なんて《鴉の男》《ヴェリアナ》と展開した瞬間にお相手投了でした。まぁそうなるわなぁ...

《ルアダッハの女王、オーリナル》のデッキはそつなく纏まってる印象でしたが、

《統べるもの、ジョダー》のデッキはレジェンドと版図を片っ端から突っ込んだ感じのデッキで

《穢れたもの、ソルカナー》のデッキは相当無理がある印象でした。《金色の大帆船》でブリンクってのは分かるんですが、《ヴェズーヴァの複製術》はさすがにどうかと。

象徴的なのが《驚愕》で、リミテッドでもほとんど使われないカードなのにも関わらず入ってます。たしかに《ヴェズーヴァの複製術》でコピーしつつドローできますし、《穢れたもの、ソルカナー》をサクるために入っている《敵対した者、オブ・ニクシリス》の犠牲コストに充てるトークン生成カードが他に《穢れた敵対者》くらいしかいないので、ってのはあるんですけども...

 

トークン生成+サクリファイスだけならそれなりに纏まってたと思うんですけどね。

入れるべき筆頭に上がるのは《鏡割りの寓話》だと思いますが、他にも《ネファリアのグール呼び、ジャダー》《病的な日和見主義者》《殺人鬼》といった、職工のラクドスサクリファイスに入れていたカードが入るだけでだいぶ動きが良くなったとは思います。《ヴェズーヴァの複製術》入れるなら、ヒロイック主体のデッキじゃないとなぁと。

 

とか言ってますが、報酬のカードスタイルは《ヴェズーヴァの複製術》で大歓喜

既に使ってるカードのスタイル貰ったの初めてかもしれん。

 

3-1 Midweek Magic: Brawl Showcase

 

220923

Sleeper Agents

この日のイベントは『潜伏工作員たち』

アルケミーのシングルトンで、

あなたのアップキープ開始時に、手札のクリーチャーカードをランダムに選ぶ。そのカードは永久に他のタイプに加えてファイレクシアンになる。

あなたがコントロールするファイレクシアンがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは2個の毒カウンターを得る

という感じの紋章が出た状態でプレイします。

...嫌な感じしかしませんよね (苦笑)

クリーチャーが5回ダメージ通したら終わりですって。

神河のイベントと似たような感じなんだろうなぁと思いつつも、あえてギミック満載のデッキを組んでみましたが、青赤では0-2 (3勝してるのはSparky相手) 、白単色では1-2と良いところがなく。

いやまー分かってたんですよね、速攻クリーチャーで殴るだけのイベンドだろうなぁってのは。

ギミック使って何とかならんもんかと思いましたが、やっぱりなりませんでしたとさ。

 

とは言え、負けっぱなしなのも癪なので、赤単で組んでみました。

デッキ構成もクソもない、赤の軽い呪文を適当に並べただけのデッキ...それが簡単に4-1出来るんだからなぁ。

ちなみに負けたのは赤単でした。

4戦目から入れた《衝撃的な悪戯》と、上のカードは入れるべきだったかなぁってのはありますが、イベントとしてはホント面白くなかったです。

それを物語ってるのが、この圧倒的なプレイ時間の短さ。

いやまぁテンポよく試合が終わる、のならそれはそれでメリットではあるんですが。

やってる事はファイレクシアンになったクリーチャーを順番に出していくだけ、ですからねぇ...考えることがなさ過ぎて単なる作業

しかも潜伏工作員らしさの欠片もないという。

たまたま全部選先攻取れてたのはラッキーでしたが、後攻だったら...

 

神河の時にはコンプリートするまで何度も繰り返す必要がありましたが、その必要が無くなったのは幸いでした。

アグロを強力に後押しする紋章のイベントは勘弁して欲しいなぁ。

0-2, 1-2, 4-1 Sleeper Agents