機上の九龍

The kowloon on an aeroplane

先月のARENA 220801-220901(Ladder, Free, Event)

8月の状況を9月半ばに記事にしてるというね...

まずはランクマッチから。

環境末期でかつスタンダードが健全な状況であるにも関わらず、スタンダードのデッキは青緑魔技の14戦のみ。

新環境のほぼ黒絡みのデッキしかいない状況と比べればプレイしやすい環境にはあったハズなんですけど、自分の好みのデッキだと他に白青巨匠くらいしかプレイアブルじゃなかったんですよね。

 

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スタンダードで最後に使うことになった青緑魔技ですが、最も当たった白単相手に8-3と勝ち越せたのが最後まで生き残った原因かもしれません。それを除けばほぼ5分ですから。

クリーチャーを並べるタイプのデッキでないという点と、カウンターを搭載できるのも利点だったように思います。ここぞという時の《渦巻く霧の行進/March of Swirling Mist(NEO)》も強力でした。

 

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白赤ヒロイックは多少勝率は落ちたものの、相変わらずエクスプローラーのデッキであるにも関わらずヒストリックで勝率60%とTier1級の勝率。

トータル300戦で190-110(63%)という結果になりました。

プレイ時間が21時間49分とえらいことになってますが、平均すれば1試合辺り4分21.6秒という短さがこのデッキの最大の魅力かもしれません。

勝率が落ちた原因は明確で、相性の良い赤・緑・白単色デッキとの対戦が減り、青赤、白青、白緑の対戦が増えたことにあります。

単色相手に強いのは、何と言っても《神々の思し召し》《セジーリの防御》の存在です。除去を回避したりフィニッシャーに使ったりと大活躍。どの単色も勝率7割前後ですが、《神々の思し召し》が初手にあれば9割方勝てる印象でした。

最も苦手していて、終盤に勝率が落ちた最大の原因がアゾリウスアーティファクトとの対戦が増えたことで、感覚的には勝率3割くらい。《神々の思し召し》があまり有効的ではない上に《影槍》の絆魂付与が相当キツいです。

次に相性の悪いイゼットスペルは火力が多い点が辛いです。勝率4割無いかもしれません。

セレズニアは一応勝ち越せてはいますが、単色よりは勝率が落ちます。ライフゲイン軸でタフネスを上げられと辛いものの一応6割は勝てる印象。

あまりいませんでしたが、《九つの命/Nine Lives(M21)》のタイプだと、《九つの命/Nine Lives(M21)》貼られた段階でほぼ負け、《厳粛/Solemnity(HOU)》だけ出されても勝った試合はありましたが、相当減速させられます。勝率3割行くかどうか怪しいです。

今回300戦のデータ取るために集中的にやってみましたが...

2度目のミシック行った感想としては「別にミシックになったからって偉い訳でも何でもないな」と。

勝てるデッキを使って、後はプレイする時間さえ確保出来てりゃ到達できますからねぇ。

時間に余裕ができれば今度はエクスプローラーで回す予定ではいますが、年末が近づくにつれ忙しくなるのは確実なので、しばらくはやらないかなぁ。

 

他にはアルケミーのデッキを2つ。

『Play with Kitten』は《ディスプレイサーの仔猫/Displacer Kitten(HBG)》をキーカードとした無限コンボデッキです。元ネタはこちら。

youtu.be

《ディスプレイサーの仔猫/Displacer Kitten(HBG)》はクリーチャーでない呪文を唱えるたび、こちらの土地でないパーマネント最大一つをブリンクする効果を持っています。これで《サイバの吸引者/Saiba Syphoner(A22)》をブリンクして墓地の呪文を回収します。

ここで《語りの神、ビルギ/Birgi, God of Storytelling(KDH)》が場にいれば赤マナが出るので、《火遊び/Play with Fire(MID)》なら無限に使い回すことができます。

動画のリストは《ウスガートの怒り/Uthgardt Fury(HBG)》をブリンクの対象としたバーンに近い構成ですが、その代わりに《献身的な精霊術士/Ardent Elementalist(MID)》《嵐窯の芸術家/Storm-Kiln Artist(STX)》《ショック/Shock(M21)》を追加して、無限コンボのパーツを増やした構成にしています。

5-3と、《ウスガートの怒り/Uthgardt Fury(HBG)》を入れて元のバージョンに近づけて1-0でした。

黒単相手にもフツーに無限コンボ決まりましたからね。結構やれると思います。

強さの原因は、何といってもクリーチャー主体のコンボデッキなのにも関わらず、コンボパーツの《ディスプレイサーの仔猫》とインスタントで除去耐性が付くことですね。この手のデッキには必須な《とんずら/Slip Out the Back(SNC)》などのクリーチャーを守る呪文が不要なのが素晴らしい。

動画のサムネにある「レガシー級の猫」の表現が過大でも何でもないくらいには強いと感じました。

最後に《ウスガートの怒り》を入れ直したのは、《墓地の侵入者/Graveyard Trespasser(MID)》を相手にすると手札4枚消費させられるのが辛かったからです。さすがに負けます。

ちなみに、その時に抜いたのうちのひとつが《ショック》ではなく、《火遊び》でした。デッキ名の由来でもありつつ《ショック》の上位互換なんですけど、無限ループ入った時の占術が面倒なので数を減らしました(苦笑)

 

《語りの神、ビルギ》《嵐窯の芸術家》両方落ちるので現環境では無限は組めませんし、《表現の反復/Expressive Iteration(STX)》も落ちるのは相当痛手ですが、マナのある限り唱えられるだけでも十分通用すると思います。何と言っても楽しいんですよねこのデッキ。

《静電式歩兵/Electrostatic Infantry(DMU)》を育てるのも面白そうですし、《衝動/Impulse(DMU)》が再録されたんで組めるとは思います。

 

もうひとつのアルケミーデッキは『Jaxis Evangel』
《シガルダ教の福音者/Sigardian Evangel(M22)》を赤タッチでより活かせないか?というコンセプトのデッキです。

《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》や《トラブルメーカー、ジャクシス/Jaxis, the Troublemaker(SNC)》でコピーしたり、《団長、アルダー・レイヴンガード/Ulder Ravengard, Marshal(HBG)》で二体掛りを付与することによって使い回すことを目指します。

《ガーディアン・オヴ・フェイス/Guardian of Faith(AFR》はAoE回避の他、《トラブルメーカー、ジャクシス》のターン終了時に生贄に捧げる効果をスキップために用います。

とまぁギミック自体は増えているので楽しい事は楽しいんですが、色拘束含めて安定性はだいぶ下がるので勝敗は5-5と可もなく不可もなし。勝率45%くらいに落ち着きそうな印象でした。白単色の方が安定性が高く、やりたい事もし易いのでちょっと微妙か。

RankMatch Total 134-94

 

220901

Mystic Goblin Original (Free)

ミッドウィーク・マジックの『ラストオーダー』で使えなかったデッキなんですが、思い入れも強いのでフリー対戦でプレイ。

『ミスティックゴブリン』は一時期ランクマッチでも使って勝率5割程度でした。

参考にしたのはこの動画。

youtu.be

元のデッキはこうなってました。

《災厄を携える者/Calamity Bearer(KHM)》を対象にして《神秘の反射/Mystic Reflection(KHM)》を唱えたあと《家の焼き払い/Burn Down the House(MID)》のトークンモードで《災厄を携える者/Calamity Bearer(KHM)》のコピートークンを並べて殴るデッキです。

パーミッションに組み込む形になっていたんですが、好みに合わなかったのでアグロ風にアレンジ。

当初は神河以前のデッキなので《鏡割りの寓話》《精神連繋メカ/Mindlink Mech(NEO)》と《過充電縫合体/Overcharged Amalgam(VOW)》は入っていませんでした。

当時はゴブリンデッキがスタンダードにいて、《雄叫ぶゴブリン/Battle Cry Goblin(AFR)》《ホブゴブリンの山賊の頭/Hobgoblin Bandit Lord(AFR)》《君は二匹のゴブリンを見つけた/You See a Pair of Goblins(AFR)》も4積されていました。これに擬態する形で序盤をすすめ、《災厄を携える者》が出てきてお相手が困惑する次のターンにコンボを決める、という形が多かったように思います。《君は二匹のゴブリンを見つけた》がブロック指定後にも打てるのが最大の利点ですね。

『ラスト・オーダー』だと《家の焼き払い》が使えず、アルケミー環境にも関わらず限定構築なため《ゴブリンの集会/Goblin Gathering(RNA)》も使えないためフリー対戦でプレイ。

1戦目で天使デッキに当たり、《家の焼き払い》で一掃した後いきなりコンボ決まったんでそこでお開き。一見すれば3/4が2体殴って6点ダメージに見えますが、

《災厄を携える者》の巨人ダメージ2倍の効果が4回乗るので16倍の96点ダメージ

このオーバーキルなところと、それをブロック指定後にインスタントタイミングで決められるところが、実に爽快感があって楽しかったです。

 

220817

Chromatic Cube Draft

この日のリミテッドは『彩色キューブドラフト』

初手《鏡割りの寓話》から除去多めの赤黒に。

Draftsmithさんが《氷の干渉器/Icy Manipulator》抜けと仰っしゃりますが、そんな汎用性高いカード抜いたらダメでしょうに...

場持ちのいいカードが少ないんで、まぁ3-3くらいかなーと。

そして案の定な結果に。

勝ったデュエルは《星山脈の業火/Inferno of the Star Mounts(AFR)》《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》がフィニッシャーに、負けたデュエルは《長老ガーガロス/Elder Gargaroth(M21)》が2回と《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》が決め手となりました。

そこそこ面白くはありましたが、コンボ要素皆無だったんですげー楽しいとまでは行かず。

4-3 Chromatic Cube Draft

 

220818

Quickdraft: Kamigawa: Neon Dynasty

月に1回ドラフトのランクマッチはしなきゃなぁという事デ。

忍者がいることはいるんですが、戻して使い回せるクリーチャーもあまりいなかったりと、構造的に問題ありまくり。ブロッカーもカニくらいしかいなくて、正直2勝出来るかどうかも怪しいところ。

何とか3勝は出来たものの、飛行はそこそこいたんですが地上のパワー4が止められずで負けた試合が多かったように思います。

思った以上に《千の影の顔》が弱くてガッカリでした。複数体並んで攻撃して微妙なクリーチャーがスルーされた時に限って使えるってのが問題だったか。

あと、『神河:輝ける世界』ってコモンアンコモン含めて良いカードが結構ありますが、リミテッドが面白いかって言われるとそうでも無さそうだなぁ。ドラフト用にと神河の未開封ボックス1買ってあるんですが。

3-3 Quickdraft: Kamigawa: Neon Dynasty

 

220821

Quickdraft: Alchemy Horizeon: Baldur's Gate

この日は『アルケミーホライズン:バルダーズ・ゲート』のクイックドラフト。

前回やったときに「地味」と感じたんですが、まぁもう一回くらいやってもいいかなと。

前回と同じく白赤だったのは良いものの、だいぶ弱体化してる感はありました。

結果は1-3とボロ負けorz

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前回とくらべてぱっと見変わらない感じですが、クリーチャーの線がだいぶ違いましたね。

これは前回も書きましたが、ホントに《戦慄のリノーム/Dread Linnorm(HBG)》が強くてですね。2回ぬっ殺されました。

クイックドラフトならこいつ狙いで最初から緑に行ってもいいかもしれません。何故かコモンですし。

...とは言ったものの、もうやる事はないかなぁ。何だかんだ言って地味ですし。

1-3 Quickdraft: Alchemy Horizeon: Baldur's Gate