やったゲームは
- 『コロレット / Coloretto』
- 『老師敬服 / Master of Respect』
- 『ドルンター・ドルーバー / Drunter & Drüber』
- 『アメリゴ / Amerigo』New!
- 『フィルムを巻いて / WIND THE FILM!』
- 『メナラ / Menara』
この日は寝落ちしてミープル到着が16:30頃。
すでにゲーム出来る時間がだいぶ削られてるのに、この日は盛況でお客さんは満員。1組4人には「空いたら連絡入れます」と言ってたくらいで。
着いてちょうど『指輪物語 二つの塔カードゲーム / Der Herr der Ringe: Die Zwei Türme – das Kartenspiel 』(最近『セイミ・イン・ザ・スーパークレイジーワールド / Seimi in the Super Crazy World』にリメイクされた) 始めるところだったんだけど、狭くてアレだったんでとりあえずパスしてイエサブへ。
まぁ行っても特に買うゲームが無いけど、忘れないうちに買っておきたいものがあって。
ゲームシナリオの書き方 第2版 基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣
- 作者: 佐々木智広
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2017/12/16
- メディア: 単行本
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脚本・シナリオの本って漫画批評の参考にするために何冊か読んだんですけど、大体ロクなものがなくて。(あくまで個人の感想です)
その中でためになるなぁと感じたのが、『シナリオの基礎技術』(新井一著 ダビット社)とこの本。
『シナリオの基礎技術』はタイトルのごとくシナリオの基礎技術が延々と書かれてる本で、そこに関しては素晴らしいんですけどいかんせん内容が旧く、「キャラとシチュエーションが重要」な最近の風潮にはマッチしないってのがちょっと問題で。むしろそれ以外は完璧って所がイイんですけども。
そういった所を補完してくるのがこの本で、いかにキャラを立てるかがメインになっていて、特にTRPGやそれに興味がある人、もしくはそれに近いボードゲームが好きな人(例えば『アンドールの伝説 / Legends of Andor』)には読んで欲しい本です。まぁ最大のウリは「読み物として単純に面白い」って所なんですけども。
以前図書館で見つけて、3~4回くらい借りて同じ回数読み返したくらい気に入った本だけど、今買って果たして読んでる暇があるかと言われると怪しい(苦笑)
『コロレット / Coloretto』
2-5 players, BGG best 4 players.
イナさんニールさんマツダさん久々来店のマエさん。
ゲーマーばっかりだから渋めのゲームをって事で出してみたんだけど...
割と失敗。
点数計算を裏面でやると確かに渋い。ガンガンめくって大量に引き取るってことがほぼ無くなる。
ただ、それをヘビーゲーマー同士でやるとどうなるかと言うと、
スタピー不利(最初めくるしか選択肢がない)なんで、スタピーにならない=最後の1人にならないようにプレイ
1枚取りが増えるので、さらに今引きゲームになりがち。
1回スタピーを取っちゃうと、そのあともスタピーになる確率が上がる(1周する頃には1人か2人減ってる)
スタピー取りがちなプレイヤーのひとつ下家が有利になる
という感じになるのかなぁ。元々めくり運を試すという言い方もできるゲームだけど、チキンレース的な要素はほぼ消えてしまう。渋いというより地味というかめくられたカードを1枚ずつ淡々と取っていくのが前提で、その色が合ってればラッキーという風に。
うーんこれはちと問題。何が問題って、ゲームの面白さの大半はどう判断するかに由来するのに、取るのが前提=判断しないって事になるから。
このゲームのコツを見つけるためには裏面ルールをプレイするのが有効ではあるなぁと改めて思ったけど、ゲームを楽しむなら表面かなぁ。
ゲームは25点で2位のニールさんに1点差で勝ち。
『老師敬服 / Master of Respect』
3-5 players.
同面子。
マエさん来たら大体立っちゃう訳で。
何回も書いてるように、このゲーム最大の問題点は「1Rで弟子雇えないと負け確定」なのにも関わらず1Rでの弟子がこんだけコスト高いってどんだけー。
しかもパンダいるし。
1~2番手だったら「武芸指南」やって、誰かの「酒の買出し」を敬服すりゃ金2酒1までの弟子を雇えるんだけど、5番手まで回ってくるかと言われるとアレかなぁと。
という事でこういう風にプロットしたんだけど、見事にハズレ。
結果論としては「武芸指南」「晩酌」して他のプレイヤーの「勧誘又鍛錬」を敬服だったかなぁ。それだと明らかにマエさんがパンダ取っていくんでやりたく無かったんだけど。
そして1Rの失敗を挽回する機会も訪れず、今まで見た中で最低記録の6.5点(苦笑)
ゲーム自体は面白いんだけど、1R失敗したら終了するのは何とかならんもんか。
この問題を解消するには「1Rで弟子を獲得し易くする」「1Rで弟子を獲得出来なくても何とかなる」の2通りあるけど、HJのデベロップは後者で行くっぽい。結構難易度高い気はするけど大丈夫なんかなー。前者ならコスト安い弟子が並ぶようにしつつ、選択できる弟子を増やせば解決するんだけど。もちろん後者で行けるんならそれに越したことはない。
まぁそもそも「1Rで弟子獲得出来なければ終わる」仕様なのに「ラウンド毎に並ぶ弟子はプレイ人数と同数」ってのが問題なんだけどもw
『ドルンター・ドルーバー / Drunter & Drüber』
2-4 players, BGG best 4 players.
イナさんニールさんマエさん。
何故かニールさんがやろうって言い出したけど、たぶん前回勝ったから印象良かったんだろう(苦笑)
今回はどのパネルもあまり潰されることなく進む。
俺が4-2、イナさんが5-1の6点で並び、手札に残った投票枚数も同数でトップタイ。
ゲーム自体はままならない面白さがあるんだけど、やるのは年に1回で十分だなやっぱw
『アメリゴ / Amerigo』
2-4 players, BGG best 4 players.
イナさんニールさん。
イナさんがやりたそうに持ってきたのを何とか回避しようとしてたけど対案だせず押し切られる(苦笑)
「フェルトですよ!?」って言われたけど、個人的には逆にやりたくなくなるぞw
ルール聞いて「明らかにスタピー有利だよなー」なんて思ってたのに、キューブタワーから一向に白が出てこずで3番手明らかに不利。うーんこの。
このテのゲームって他人の領地をいっちょ噛みするか領地独占してキープするかのどっちかなんだろうけど、さぁこのゲームはどっちだ?
なんて考えながらプレイしてたけど、大きな島でエリア争いに勝つ、が正解っぽいなぁ。余計スタピーが有利なんじゃなかろうか。共有地なら点数高いけど他人の邪魔は出来ないって辺りはジレンマ効いてる。
キューブタワーでそのラウンドにできるアクションの種類と数が決定されるって所は中々斬新で面白いんだけど、品物の点数は掛け算方式だわ序盤の手番順不利が結構あるわ、それなのに後半海移動がほぼ意味をなさなくなるわで個人的にはちょっと微妙。つまらないって訳でも無いんだけどなー。
ゲームは一応ニールさんが153点でトップ、俺が146点で2位だったけど、どうも海賊の失点方法が間違ってたっぽいんでノーカンかなぁ。勝てなかった最大の原因はタバコの商品仕入れてないのにタバコの価値があがるパネル5枚も取ってた事だ(苦笑)
ちなみに、キューブタワーをランダマイザーとして使ったのは『十字軍 / Im Zeichen des Kreuzes(2004)』てゲームが初めてっぽい。
キューブタワーのメカニズムは楽しいんだけど、最初に領地争いをしたら、後は淡々と領地を埋めていくって感じになって正直うーん。領地争いをしつつ、各トラックを進めて得点する辺り、プレイ感覚としては『モンバサ / Monbasa』が割と近かった。そして残念なことに『モンバサ』もあんま好きじゃないんだよなー(苦笑)
『フィルムを巻いて / WIND THE FILM!』
2-4 players.
同面子+イシカワさん。
割とイナさん出したがるんだけど、相変わらずどうやってプレイしていいものやら...
というか、初手に左から8-8-7-6と全部別の色があったらほぼ終わりじゃね?
しかもこの状況で緑の4-5-6が売れ、さらには灰色の12も上家のイシカワさんに取られ。
ニールさんが3色ナイス決めて41点とか言ってる中、6点くらいしか取れなかったような気がする(苦笑)
『メナラ / Menara』
1-4 players.
イナさんイシカワさん。
俺が持ち込んでるゲームだからと気を利かしてくれたのか、はたまた見た目からして気になってたんで出せるかどうか確かめたいと思ったのかは分からないけど、イシカワさんからやりましょうと提案。
前にも書いたけど、協力ゲーのアクションゲームって段階で割とレアなカテゴリーだし、インスタ映えもするし、出してみたくなる、買ってみたくなるゲームではあると思う。
ミープルだと日曜はたいてい2~3組のカップルが訪れるんだけど、2人ゲーってほとんどがガチンコのアブストラトゲームなんで、あんまカップル向けじゃないなーと常々感じていて。和気あいあいにやれるゲームって『ザ・ゲーム / The Game』のような2人でも十分楽しい協力ゲームって事になると思うんですよ。
あ、2人で4キャラ使って『パンデミック / Pandemic』とかは無しでw 1人2キャラ担当とか割とハードル上がるんで。
で、そういうカップル向けにイインジャネーノ?って思って買ったんだけど。
カードの指示が若干わかりにくい上に、意外と淡々と柱を置くゲームになるんだよなぁ。あえて柱完成させずに次の手番の人に床パネル置くのをなすりつけたり、理論上達成できないカード引いて階層が1段上がったりと、盛り上がりそうな要素がある気はするんだけども。コレは面子の問題なんかなぁ。
5段を順調に完成させたんで、行けるところまで行こうという事になって
結局イナさんの手番で9段目まで完成。
それでも「うぉぉぉースゲー!!!」とならないのはやはり面子の問題なのか?(苦笑)
「あー、案外イケますね」「意外と安定性高いのな」という淡白な感想に。
BGGじゃ7.4と割と高評価だけど、個人的にはあんまり盛り上がらないゲームかなぁと。そのBGGのImage見たら12段まで完成させた画像もあるんで、柱と床の引き次第では結構積み上げられそうではある。
この日はほとんど盛り上がらずに終わった感じ。ルパンさんが居なかったとは言え、面子自体は良いメンバーだったんだけどなぁ。ゲーム選択の問題か。