色々あったんでFAQだけ独立させました。
テラフォーミング・マーズ拡張 ヴィーナス・ネクスト 完全日本語版
- 出版社/メーカー: アークライト(Arclight)
- 発売日: 2018/08/30
- メディア: おもちゃ&ホビー
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ルールはBGGの該当スレッドを参考にしています。
https://ssimeonoff.github.io/cards-list
カードリストはこのページから出力しています。
『テラフォーミング・マーズ』拡張『動乱』のルールに関してはこちらを参考に。
1) プレリュードFAQ
開始時
企業カードに書かれている「開始時:」はルールブックの「7) 開始時の状態」で処理しますが、プレリュードに書かれている「開始時:」はその直後に追加された「7b)」で処理します。
手順としては
1.企業とプロジェクトカードに加えて4枚のプレリュードカードを配る
2.通常通り企業カードを親から時計回りの順で公開する際、企業カードに書かれている「開始時:」の処理を行い、キープしたプロジェクトカード枚数分のMCを支払う
3.親から時計回りで2枚ずつプレリュードカードをプレイし、残りは公開せずに捨てる。この際、プレリュードカードに書かれている「開始時:」の処理を行う
4.通常通り親から時計回りの順で1世代目のアクションを行う
こうなります。
企業の公開とプロジェクトカードのキープ代を支払った後、プレリュードカードを使用します。例えば【サターン・システムズ / SATURN SYSTEMS】を使用したプレイヤーは、誰かが《ガリレオ衛星採掘権 / GALILEAN MINING》や《イオ研究基地 / IO RESEARCH OUTPOST》をプレイすれば企業効果を得られますし、初期MC23の【フォボログ / PHOBOLOG】は8枚以上のカードをキープすることはできません...その後に《寄付 / DONATION》をプレイする予定であっても。
効果
《一風変わったスポンサー / ECCENTRIC SPONSOR》は「開始時:コスト-25MCで、手札から1枚プレイする。」に置き換えます。
《生態系のエキスパート / ECOLOGY EXPERTS》は「開始時:グローバル・パラメータを無視して手札から1枚プレイする。」に置き換えます。あくまでグローバル・パラメータを無視するので、タグやTRが条件のカードは無視できません。
《研究ネットワーク / RESEARCH NETWORK》の「効果:」は、アクション実行時 (このカードの場合、プロジェクトカードを使用するか、称号を取得する際) に効果を使えます。(アクションカードと同じ)
TR上昇
プレリュードカードは1世代 (1ラウンド目) としてカウントされるため、TRを上昇させるプレリュードは【国連火星動議 / UNMI】の「自分のTRが上昇した世代」の条件を満たします。
例えば《溶錬プラント / SMELTING PLANT》を選択した場合、仮にプロジェクトカードや標準プロジェクトをプレイしていなくても「3MCでTR1上昇させる」企業効果を1ラウンド目に発動することができます。
《ロボット作業員 / ROBOTIC WORKFORCE》
《ロボット作業員》で建物タグのあるプレリュードや企業の産出量をコピー可能です。
該当するのは3つの企業と7つのプレリュード。他にプロモーション企業の【リサイクロン / RECYCLON】も該当します。
※追記
《研究ネットワーク》のMC産出+1もコピー可能。
建物タグのプロジェクトカードを参照する場合、マイナスの効果もコピーする。産出力を下げられない場合、例えば電力産出0の時に《ノクティス市 / NOCTIS CITY》をコピーすることはできない。
産出力のある建物タグ(及び《研究ネットワーク》)を出していない場合、《ロボット作業員》はプレイできない。
《放熱トラッパー / HEAT TRAPPERS》もコピー可能。
《採掘エリア / MINING AREA》《鉱山採掘権 / MINING RIGHTS》でチタンを増やした場合にはチタンを、建材を増やした場合は建材の産出をコピーする。
ワイルドタグ
プロジェクトカードでは《共同研究 / RESEARCH COORDINATION》、プレリュードカードでは《研究ネットワーク》のみが該当します。ぶっちゃけややこしいルールですが、ワイルドタグは使い勝手が良いので是非覚えてください。
After being played, when you perform an action, the wild tag counts as any tag of your choice.
(このカードのプレイ後、あなたがアクションをする際、ワイルドタグは他のタグのカードとして扱ってもよい)
ルールとしてはほぼコレだけなんですがねぇ...
ちなみに「他のタグとして扱える」条件に当てはまらない場合、ワイルドタグはタグ無しカードとして扱います。
「このカードのプレイ後」なので、場に出す前には効果を発揮しません。
《生命探査 / SEARCH FOR LIFE》の起動 (通称:ガチャ) や、【明けの明星 / MORNING STAR INC.】【セレスティック / CELESTIC】の企業効果、プレリュードカードの《実験林 / EXPERIMENTAL FOREST》《宇宙局の私有化 / ACQUIRED SPACE AGENCY》で公開された場合、該当タグではないとみなされます。
「このカードのプレイ後」なので、《研究ネットワーク》を出した時にワイルドタグは「プレイした時」の効果をトリガーしません。
例えば《宇宙ステーション / SPACE STATION》の宇宙タグのみコストを下げる効果は得られませんし、【サターンシステムズ / SATURN SYSTEMS】【アークライト / ARKLIGHT】【アリドール / ARIDOR】の企業効果、《金星動物 / VENUSIAN ANIMALS》などはトリガーしません。
場に出した後でも、褒章【金星王 / Venuphile】【科学王 / Scientist】【宇宙王 / Space Baron】【土建王 / Contractor】や、《ガニメデ・コロニー / GANYMEDE COLONY》などの「木星タグごとに1VP」ではカウントされません。「アクションをする際」ではないからです。
また、他のプレイヤーがプレイした《税関ステーション / TOLL STATION》《ガリレオ中継ステーション / GALILEAN WAYSTATION》でもワイルドタグはカウントされません。「あなた」がアクションをしていないからです。(後者は自分がプレイしたら可能です)
逆に、称号【建設師 / BUILDER】【分散投資家 / DIVERSIFIER】【外縁入植者 / RIM SETTLER】【生態学者 / ECOLOGIST】ではタグの1つとしてカウントできますし、《ミランダリゾート / MIRANDA RESORT》《テラフォーミング・ガニメデ / TERRAFORMING GANYMEDE》などではタグの1つとしてカウントできます。「このカードのプレイ後」「あなたがアクションをする際」の両方を満たすからです。
もちろん、例えばプロジェクトカードを《研究に次ぐ研究 / RESEARCH》《共同研究》しか出していない状況でも、ワイルドタグを科学タグとして扱って、科学タグ3つ必要な《遺伝子修復 / GENE REPAIR》をプレイすることは可能です。
《回転都市(ジャイロポリス) / GYROPOLIS》を出した際、ワイルドタグは地球タグか金星タグどちらかでカウント可能ですが、両方としてはカウントできません。(そもそも複数のタグとして同時に扱えるなら、【分散投資家】はワイルドタグ1つで達成可能になってしまいます)
《コミュニティー・サービス / COMMUNITY SERVICES》を出した際、ワイルドタグは「タグ無し」カードとしてカウント可能です。
2) コロニーズFAQ
交易
コロニー建設できる場所が無い場合、交易船を増やす目的で《交易コロニー / TRADING COLONY》《宇宙港コロニー / SPACE PORT COLONY》を出すことはできません。
交易コストは 9MC / 3電力 / 3チタン のいずれかで支払います。
6MC+1チタンのように、組み合わせて支払えません。
交易する場所にコロニーが無くても交易することは可能。
交易によって資源が得られなくても交易することは可能。例えば、浮遊体の受け皿 (該当する資源を載せられるカード) が無い状態で【タイタン / TITAN】との交易を行うなど。ただし、受け皿があれば必ず得なければならない。
交易で資源を得られなくても、通常通り交易マーカーを最も左にある空きスペースへと移動させます。
コロニー建設によって資源が得られなくても、コロニー建設は可能。
ただし、いずれかのプレイヤーが受け皿となるカードを出す前は【タイタン】【ミランダ / MIRANDA】【エンケラドゥス / ENCELADUS】との交易やコロニー建設はできない。(コロニーズ ルールブックp2)
交易またはコロニーボーナスで得られた資源は2つ以上のカードに分割して載せられない。1つのアクションで選べる対象は1つ。
(例えば、【タイタン】との交易で2浮遊体を得た場合、《木星浮遊ステーション / JUPITER FLOATING STATION》に1つ、《大赤斑の探査 / RED SPOT OBSERVATORY》に1つと分けられません。どちらか片方に2つ載せる。)
交易で得られた資源と同時にコロニーボーナスも得た場合、資源は別のカードに配置しても構わない。交易で得るアクションと、コロニーボーナスで得るアクションは別々に処理します。コロニーが複数ある場合も、各コロニー毎にアクションする。
(例えば、【タイタン】との交易で3浮遊体、コロニーボーナスで1浮遊体を得た場合、《木星浮遊ステーション》に3つ、《大赤斑の探査》に1つと分けられる。片方に4つ載せるのも適正。)
【冥王星 / PLUTO】と交易した場合、「カードをn枚引く」効果と「カードを1枚引いた後1枚捨てる」効果のどちらを先にするかは、アクティブプレイヤー (交易を行ったプレイヤー) が決めます。
《冷凍催眠 / CRYO SLEEP》または《外縁貨物便 / RIM FREIGHTERS》が出ていた場合、交易コストはそれぞれ1下がり 8MC / 2電力 / 2チタン となります。両方出していれば 7MC / 1電力 / 1チタン。
《冷凍催眠》または《外縁貨物便》で、《タイタン浮遊発着場 / TITAN FLOATING LAUNCH-PAD》のコストを無料にすることはできない。(《タイタン浮遊発着場》の能力は「このカード上の浮遊体1つを消費することで、交易コストを無料にする」アクションであり、浮遊体1つを消費するのは交易コストではないため)
【エウロパ / EUROPA】と交易する際、例えば電力産出+1の効果が得られる時に、MC産出+1を得ることはできない。
【エウロパ】と交易する際、例えば電力産出+1の効果が得られる時に、《交易大使 / TRADE ENVOYS》《交易コロニー / TRADING COLONY》の効果で交易トラックを1ステップ上昇させると植物産出+1になる場合、電力産出+1か植物産出+1のどちらを選択してもよい。(英語では Effect: When you trade, you may first increase that Colony Tile track 1 step.と表記されています)
他の惑星で交易トラックを1ステップ上昇させなくてもルール的には適正ですが、何も得しません。
《市場操作 / MARKET MANIPULATION》は1つの交易トラックを1進め、別の交易トラックを1戻さなければならない。片方でもできない場合はプレイできない。交易済の交易トラックを進めることは可能。
企業
【ポリュペモス / POLYPHEMOS】は《ビジネス・ネットワーク / BUSINESS NETWORK》《発明家ギルド / INVENTOR'S GUILD》のカード購入コストも5MCとなる。
【ストームクラフト】上にある浮遊体を、【発熱王 / Thermalist】の発熱としてカウントはできない。発熱として使用した訳ではないので。