機上の九龍

The kowloon on an aeroplane

@Meeple 170611

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やったゲームは

  1. 名称未定 (テストプレイ)
  2. 世界の七不思議: 指導者たち / 7 Wonders: Leaders』
  3. ラミーキューブ / Rummikub』
  4. 『ルミス / Lumis: Der Pfad des Feuers』 New!
  5. 『究極のワンナイト人狼 / One Night  Ultimate Werewolf』
  6. 『タイムボム / Timebomb』
  7. 『スカルキング / Skull King』
  8. 『スカルキング / Skull King』

参照ブログ

Lupin's Weblog : 単なる酔っ払いの戯言

*日曜のボドゲ@カフェミープル・232回目

 

来週は土日共に予定が入ってる (年1回のPOGと、父の日の外食) のでこのブログもお休み。

再来週も土曜昼から予定入ってる (麻雀) んで、そこでヘバったらあるいは。

 

名称未定 (テストプレイ)

ニールさんモリモさんマエさんヤマウチさん。

モリモさん(gargons)のゲームをテストプレイ。

想定は2-5人で、5人プレイは初めてだとか。

3~4回テストプレイしてる風景は見てた上に、えらい評判良かったんで是非やりたかったんで、申し訳ないけどルパンさんに譲って貰って参加。

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ベースは『十二季節の魔法使い / Seasons』で、まずカード7枚をドラフトする。

マナとクリスタルを駆使して手札を使っていき、カードの勝利点とクリスタルの数を足した点数で勝敗を決める、って辺りまではまんま『Seasons』なんだけど、マナやクリスタルを得る、変換する、カードを使うといったアクションをダイスを使ったワーカープレースメントを介して行う、という点がオリジナル。マナやクリスタルを何個得られるかはダイス目に左右され、数が少ないほど先に解決される。

 

システムは申し分ないように見えました。あとはリソースの名称変更とバランス調整でイケそうな気はする。

ルール聞いてる段階で「これはちょっと...」と思ったのは、『十二季節』そのままだとアレだと思ったのか、クリスタルを魔力と表現してたところ。でもってマナはそのまんま。

 

さすがにソレはどうかなぁ。

 

魔力とマナだとごっちゃにならない方がオカシイ。どっちも「マ」から始まる単語ってだけでもごっちゃになりがちなのに、意味も同じ。ってか英訳する時どうすんのよw

あと、普通なら「光」「闇」とするところ「天(テン)」「冥(メイ)」としてたけど、基本的に音読みは避けた方が良いと思うなぁ。訓読みだとイメージと直結するけど、音読みだとそれが無くなる。

例えば「石葦木」を「いしあしき」ではなく「セキイモク」と読んじゃうと何のことやらさっぱりだ。

バランス調整はかなり時間掛かりそう。基本的なコスト変換というか、マナとクリスタルの変換式はかっちり決まってるんで、後はそれを元にカード作っていけばいい話に見えるけど、マエさんが「16クリスタル得る」カード使ってたん見てはぁぁぁぁ?ってなったw

コストをちゃんと見てなかったんでアレだけど、最終的には1クリスタル=1点なんで、16クリスタルを得るって事は16点のカードよりも基本的には強い(クリスタルはコストにも充てられるため)筈なのにそんなコストだったんかなぁ? クリスタルには持てる上限があるんで、必ずしもクリスタルが点数の完全上位って訳でもないんだけど。

とは言え、このテのゲームってゲームバランスを丸くするのは簡単なんだけど、どこかでバランス崩さないと面白くもならないってのが難しい所デ。例えば『アグリコラ』で『アグリコラ理論』での評価が70以上のカードを全部抜いてドラフト、ってやったらゲームバランスは丸くなるけど、面白みも欠けちゃう。かと言ってぶっ壊れたカードを作っちゃうとそれを引いたもの勝ちになってしまう。

カード枚数の多いゲームを作ろうと思っちゃったんだから、いわゆるデベロップの部分で時間が掛かるのは覚悟しないとね(苦笑)

 

と、ゲーム作った事ない人間が偉そうに言ってみるテスト。

 

世界の七不思議: 指導者たち / 7 Wonders: Leaders』

2-7 players, BGG best 4 players.

ルパンさんニールさんマエさんヤマウチさんウメさんオヤマさん。

オヤマさんは2ヶ月に1回くらい見てる気がする。

ハリカルナッソス引いたんで技術でGo!と思ったら全く引かないというね。

なので緑方面は諦めつつ、青1枚につき1点のリーダーを活かす方向に。

ヤマウチさんが木が欲しい文明だったにも関わらず【木木】をカットしたのは失敗だったかなぁ。

トップタイになったものの、お金の差でニールさんに僅差負け。

 

ラミーキューブ / Rummikub』

2-4 players, BGG best 4 players.

ルパンさんニールさん、何度か見たお客さん(アリマさん)。

常連3人になったんで「重ゲー虫干し企画」やろうと思ったものの、あまり出ないゲームって大体はイシカワさんがインスト出来ないルールなんですよね。

ネイトさんちょっと前に帰っちゃった。

まぁネイトさんが遅くまでいる時って、たいてい夫婦仲が拗れてるんで痛し痒しなんですけどもw

じゃぁやった事あるけど重めのゲームでと、いくつかの選択肢の中から『ブルゴーニュ / Bourgogne』が選ばれる。そういや評価高い割にはやってなかったや。

早めにやっとかないと『ブルゴーニュ:カードゲーム / The Castles of Burgundy: The Card Game』を先にプレイしかねないんで快くOKしたものの、煙草吸ってる間にお客さんが1人店に入っていく。

 

あ、こりゃ流れたなw

 

何のゲーム立つんだろうと思ったら『ラミーキューブ』って、完璧にルパンさんとニールさんの趣味全開じゃないか(苦笑) いいけど。

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相変わらずこのゲーム、一回はこういう展開になるんですけども(苦笑)

黒8引いてようやく出せる。ってかトイツ5つってどうよ。

もう七対子出来たらアガリって事にしようぜ!

一回はアガったものの、ニコちゃんマークの使い方で2回やらかしたりで△70。まだまだ修行が足らんのー。

 

『ルミス / Lumis: Der Pfad des Feuers』

2,4 players, BGG best 4 players.

同面子。アリマさんとのペア。

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黄チームと赤チームに分かれ、端から端まで塔を経て繋いだら勝ちというシンプルなゲーム。

 

カードはスート4色13枚の52枚構成。デッキはチームごと。

出来るアクションは「塔を建てる」「塔を奪う」「ルートを繋ぐ」「カードを引く」「カードを渡す」の5種類。

エリア内に塔を建てる場合にはその地形の色カードを使い、1枚使ったら一重、3枚使ったら三重の塔が建つ。端に塔を建てる場合にはどの色カードでもOKで、黄色の辺には黄色の塔、赤の辺には赤の塔しか建てられない。

エリア内の塔なら奪うことが可能で、1重の塔なら2枚以上だせば奪え、その時に出したカード枚数の高さの塔が建つ。

ルートもしくは塔との間はその間の色カードを全部出せれば繋ぐことが可能で、その端が塔だった場合にはその塔は奪われなくなる。

カードを引く、もしくは渡すのは表裏が1-4、2-3と書かれたカードのどちらかを使い、その枚数分だけ引くか渡せる。使ったらそれを裏返す。

 

基本的にはアブストラクトなんだけど、カードの引きにかなり左右されるというかなりアンバランスなゲーム。選択肢をどれだけ確保するかを考えると、1人がカード溜め込み、1人がそのサポートに回りがちになるのかな。このゲームでも俺とルパンさんがサポート役に。

最初は真ん中辺りのラインを作って分断を図るも、長距離ルートを結ばれた挙句、それを分断しようとした塔を奪われ、さらには端から繋がれ(上の画像)万事休す。

さすがにコレは負けたな、と思って投了したんだけど、相方がまだ頑張る様子。いや無理じゃね?

 

ところがルパンさんの引きが悪く、白紫紫のルートが3ラウンド経っても繋がらない。

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そうこうしているうちに紫紫白のルートの分断に成功、向こうの端まで繋ぐことに成功するも、一番手前のルートが分断されると、一進一退の攻防で長期化。

てか黄色はコマ無くなりそうなんだけどもw

イシカワさんが「コマは無限にあるものとして扱ってください」って言ったけど、ルール確認したら「コマ全部無くなっても負け」って書いてあるという。 今回は無限ルールという事になったものの、何とか逆転勝利

 

いやー、コレムズいわ。少なくともプレイ時間30分は速攻で失敗しない限りありえん。

まず自分の意図と味方の意図とを擦り合わせる必要があるし、それが盤面だけ見て伝わるようじゃ敵にバレちゃう。

なので、カードを渡すことで意思伝達を図る...って、これ『花火 / Hanabi』よりよっぽど難しいんじゃないかな。

しかも、どの色を使ったか、相手と自分のカウンティングもする必要が、特にリシャッフルする直前には有効になってくる。まぁ盤面見ればある程度把握できるんだけども。

そして、今気づいたんだけど色毎に割と置ける範囲が偏っていて、ルパンさんは紫の濃いルートを通っていた(既に最低9枚は使っている)が故に紫が中々引けなかったと。

既にカードは30枚使っていて、そのうち紫9枚使っていたと仮定すると、山札22枚のうち10枚引いても紫が1枚未満の確率は、計算してみたら36.84%。

 

...思ったよりあるな。そりゃ引けない事もあるわ。

 

という事デ、引きの確率を考えればなるべく色のバランスが良いルートを採るに越した事はないんだけど、相手関係でそう上手くいく訳もなく。

と、ルールがシンプルな割にはプレイングが難しく、基本アブストラクトな割には引きに左右される。カード52枚引ききった段階では完全に色を把握できるんで、そこは完全な読みになるんだけども。

カードの引き運によってどこを優先するか、どのルートを残すかって事まで配慮が出来れば奥の深さを楽しめそうではあるものの、そこまで見えるようにならないと基本アブストラクトなのに引き運でゲームが決まるどっち付かずなゲーム、って事になりそうだし、見えにくいが故に見通せる気がしないぞ(苦笑) 

イシカワさんは「ルール簡単だから」と言ってバンバン出してるけど、むしろコレって出しにくいゲームじゃないかなぁ。意外と時間掛かるし。今回も60分以上掛かってるはず。

個人的にはコレ出すなら『ロンド / Rondo』か、殴り合いOKなら『インディゴ / Indigo』の方を優先するし、ペア戦のゲームというオーダーがあれば選択肢の1つとして、って感じかなぁ。奥が深くても見えてないなら、その人にとっては無いのと一緒だし。

 

『究極のワンナイト人狼 / One Night Ultimate Werewolf』

3-10 players, BGG best 6-8 players.

ニールさんマエさんヤマウチさんウメさん、先週に引き続き来店のユキさん。

6人なんで『タイムボム / Timebomb』やりましょうかという話になるものの、個人的には人狼系の一番最初にやるのが『タイムボム』ってのはなーってのは少しあって。

やっぱ人狼系のゲームやるなら最初は純然たる人狼ゲームやって欲しい訳ですよ。

でもフツーの人狼はやりたくない(ワガママ)

というか、常連で人狼系が好きなのってNBMPくらいだもんなー。ニールさんが別に嫌いじゃないってくらいで。

ということで、妥協策の『ワンナイト』を。

 

すると、まさにこのタイミングって状況でNBMP登場

あちゃーやっちゃったと思いながら誘ったものの、気を利かせてくれたのか用事があると帰ってくれた。

ありがとうNBMP。また今度な!(ただしソロプレイ感強いゲームで)

 

でまぁ6人でやってみたものの... やっぱ人狼系って奉行問題(誰か1人が仕切って他の人はその言いなりになること)に罹りやすいよなーと改めて。苦手なプレイヤーが4人、初プレイが1人の状況なら尚更で。

 

『タイムボム / Timebomb』

4-6 players, BGG best 6 players.

同面子。

『タイムボム』の良さは人狼系にありがちな言葉尻や表情、説得力以外に、確率という別の基準があるが故に、人狼系が苦手な人でもある程度対抗できるところ。

とは言え、確率の事をきちんと把握できてなければ、逆に奉行問題により引っ掛かり易くなるんですよね。そもそも奉行問題ってのは協力ゲームとは分離不可避に近いんで、致し方ないんですけども。

もうちょっと早い時間なら、その辺りの気配りが出来たかもしれんけど、その上テロリスト引いたらさらにそこまで考える余裕無くなるな(苦笑)

 

『スカルキング / Skull King』

『スカルキング / Skull King』

2-6 players, BGG best 4-6 players.

1戦目は同面子、2戦目はニールさんoutイシカワさんin。

トリックテイキングゲームって初心者には若干ハードルが高い

(「敷居が高い」は誤用ですよ! あれは気まずい時に使う言葉)

ものの、その中ではある程度初心者でもやれる良いゲーム。

動画でアル隊長が言ってるように、最初はカード1枚から、選択肢がトリック取るか取らないかだけの状態から、少しづつ選択肢が増えていくといった風に、だんだんゲーム慣れしていくシステムにもなっているのがまたいい。

www.nicovideo.jp

これより面白いゲームってのはいくつかあるけど、これより盛り上がるゲームってのはそうそう無いと思うんですよね。『ニムト / 6 Nimmt!』や、ハマった時の『私の世界の見方 / Wie ich die Welt sehe...』くらいなもんで。

まぁ個人的にこのゲームが好きなのは、割と勝率高いってのもあるかもしれませんが。システム的にはプロットタイプ (予め何をするか計画を決める) ではないものの、何トリック取るか予想するところ、プロットタイプにありがちな出したくないけど出さざるを得ない状況に陥るところが好き。『ピラニアベドロ / Piranha Pedro』も似たような所あるけど。

 

今回は2戦とも勝利。まぁ席順のメリットもありましたけど。

ただ、展開は2戦ともかなりレアで、1戦目は140点のトップと超デフレ場、2戦目は540点と過去最高点、2位のイシカワさんも通常なら50点差くらいで勝っておかしくない390点とかなりのインフレ場。4、5ラウンドでスカルキング勝ちするとデカいなぁ。しかもトリック宣言失敗したのが1ラウンド目だけ。正直引きは良かった。

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2戦目で勇気が必要だったのは、コレで0トリック宣言する時くらいで。切り札がマーメイドだけ、黒2枚、赤の数字が大きいってのがツラいけど、青がない、数字大きい赤に赤2が混じってるだけに多少は凌ぐ目はあるかなと。

 

やっぱこのゲーム楽しいわ。俺は参加出来ないけど、リーグ戦やってもいいんじゃね?